ピアニスト、ウォン・ウィンツァンさんを迎えて
   1.PIANO MAN
    BILLY JOEL
 この曲は僕の中でウォンさんのテーマとして採用している曲です。言うまでもなくビリー・ジョエルの1973年の初ヒットです。オリジナルは5分以上の長い曲なんですが、ここではエディットのショート・ヴァージョンを採用してます、あしからず。
   2.水のうた、森のねむり
    ウォン・ウィンツァン
 この曲が世界自然遺産、九寨溝のドキュメント番組で使われたテーマ曲。ウォンさんの最新アルバム『九寨溝』には、この曲の変奏ヴァージョンも収録されています。
   3.青の祈り(石灰華)
     ウォン・ウィンツァン
 これもアルバム『九寨溝』の収録曲で、湖の中の草や倒木に石灰がくっついて樹氷のようになる「石灰華」と呼ばれる神秘的な現象を見て、ウォンさんが即興でつけた曲だそうです。
   4.悠久のねむり(長海の化石)
     ウォン・ウィンツァン
 これもアルバム『九寨溝』の収録曲で、九寨溝の谷の上、標高3100メートルにある、長海という湖で発見される、巻き貝や珊瑚の化石をイメージして作られた曲です。これらの化石の存在は、九寨溝が4億年ほど前から2億5千万年前には、珊瑚が生息する海底だったことの証しになるということで、神秘を感じさせてくれます。
   5.LET THE SONG LAST FOREVER
                 DAN HILL
 油井さんが言うところの個性的な音色。確かに一流といわれるミュージシャンはその人にしか出せないその人だけの音色を持っているものです。この曲はバラードの個性派、ダン・ヒルの印象的な曲です。
   6.IF THERE WERE NO MINES
        PLANET OF LOVE
 チャリティの演奏活動も積極的に行っているウォンさんですが、1999年にはボスニア・ヘルツェゴビナの少女、ハセダ・スリャノビッチちゃんが書いた平和への祈りの詩に、ウォンさんが曲をつけた『もしも地雷がなかったなら:IF THERE WERE NO MINES』という地雷被害者救済のチャリティ曲も作っています。放送したヴァージョンは、ウォンさんの息子さんの美音志さんがアレンジしたヴァージョンです。
   7.クジャク色の湖(五花海)
     ウォン・ウィンツァン
 これもアルバム『九寨溝』の収録曲で標高2480メートルにある湖、五花海をイメージした曲です。