昆虫写真家・海野和男さんを迎えて
   1.TAKE ANOTHER PICTURE
    QUARTERFLASH
 このクォーターフラッシュというバンドをご存知の方は少ないかもしれません。でも、ヴォーカル&サックスの女性、リンディ・ロスを中心にしたバンドで、「ミスティ・ハート」が日本でも大ヒットしてるので、一発屋的なイメージを持ってる人もいるかもしれません。実は、このバンド、けっこう活躍したんです、当時は。で、この曲はライヴでも定番だった曲で、ステージから客席をポラロイドで撮りまくるというパフォーマンスが素晴らしかった曲です。
   2.SMALL WORLD ( PART 1 )
    HUEY LEWIS & THE NEWS
 昆虫の世界は小さな世界ですが、そこには面白い生態が一杯。海野さんの話に惹きつけられる内に頭に浮かんできたのがこの曲。1988年のアルバム『スモール・ワールド』のタイトル・トラックです。
   3.YOUR WORLD AND MY WORLD
     ALBERT HAMMOND
 自然を考えるときに大事なことは、『知る』ということ。虫のこと、生き物のことを知ることから、その先にある保護や保全、共存を考えていくということが必要、という海野さんの意見、その通りだと思います。まだまだ我々人間は知らないことが多すぎるし、知る努力を怠っているかもしれませんね。曲はアルバート・ハモンドの1981年のアルバムのタイトル・トラックです。
   4.TRUE COLORS
      CYNDI LAUPER
 虫の目で世界をながめてみると、我々が見ている世界と全然違うといいます。紫外線が見えるハチやチョウチョ、果たして『本当の色』はどれなんでしょうか。1986年のアルバムのタイトル・トラックです。
   5.PHOTOGRAPHS & MEMORIES
                 JIM CROCE
 写真に残すということが油井さんのいう通り、記憶をゆがめてしまう可能性も確かにありますが、それだけ、我々の記憶なんて当てにならないということなのかもしれません。僕は記憶の悪さでは自信があります(?)写真と記憶、両方残すようにすればいいんですけどね・・・。この曲は今は亡きシンガー・ソングライター、ジム・クローチの大ヒット・ナンバーです。
   6.SECRET GARDEN
        BRUCE SPRINGSTEEN
 ちょっとした鉢植えや園芸で、東京もチョウチョが群舞するシークレット・ガーデンに生まれ変わるかもしれない、なんて考えただけで楽しくなってきますね。さらに、ブルース・スプリングスティーンが、この夏にもニュー・アルバムをリリースなんてニュースを聴くと、顔の筋肉が緩んでしまいます。曲は1995年のベスト盤にはじめて収録された名曲です。
   7.LOVE AND MERCY
      BRIAN WILSON
 「昆虫の写真をうまくとるコツは?」という質問に対して「昆虫を好きになることです」と即座に答えた海野さん。現代人に今一番必要なのは、愛と慈悲の心だと思います。この曲はビーチ・ボーイズの頭脳、ブライアンの1988年のソロ・アルバムからのヒットです。