自然派シンガー、スーザン・オズボーンを迎えて
   1.AT THE SHORE 浜辺の歌
 SUSAN OSBORN
 今夜のゲスト、スーザン・オズボーンは、我々フリント・ファミリーにとっては“心のお母さん”といってもいいほどの存在で、番組が始まった時期から永いおつきあいになっているシンガーです。癒し系なんていう言葉が囁かれ始める前から、日本には何度も来ていて、歌による癒し、つまりヴォイス・セラピーを日本各地で行っているシンガーでもあります。この曲はスーザンにとって日本での人気を決定づけたアルバム、日本の愛唱歌を取り上げた『和美』に収録されていた曲で、今ではスーザンの代表曲としてたくさんの人々に愛されている曲です。
   2.SONG OF THE BIRDS 鳥の歌
SUSAN OSBORN
 この曲はカタルーニャ地方のトラディショナル・ナンバーで最初の計画でスーザンは、日本語で歌おうとしていたんです。ところが翻訳にあたった五木寛之さんの詩が、途中で変更され、それがスーザンがレコーディングを終えたあとだったということで、実現しなかったそうです。
   3.VESPERS 夕べの祈り
 SUSAN OSBORN
 モーツァルトの曲をモチーフにした曲で、スーザンの優しい歌声が胸に染みる、ホントにいい曲です。
   4.COMES AND GOES
 DAN FOGELBERG
 現代の鳥類は、実は恐竜が祖先だったという話、少なからず驚かされますよね。確かに恐竜博の展示では鳥にしか見えない恐竜もいくつか飾られていました。恐竜は絶滅したけど、鳥になって残ったとも言えますね。去るものあれば来るものあり、という意味でこの曲を使ってみました。ダン・フォーゲルバーグの1975年の作品『囚われの天使』に収録されています。
   5.SUMMER HOLIDAY
           CLIFF RICHARDS
 残り少ない夏休み。皆さんには好きなことを思いっきりやって欲しいという油井さんのメッセージを受けて、この曲を番組から皆さんにプレゼントします。
   6.AVE MARIA
SUSAN OSBORN
 富士山の山頂で御来光を受けながら聴くスーザンの「アヴェ・マリア」。想像しただけで倒れそうなほどです。この曲は実は『ガイア・シンフォニー地球交響曲』の第二番のテーマ曲になっています。こんな世の中だから、スーザンの祈りの歌が、必要なんじゃないでしょうか。
   7.SILENT RHAPSODY 静寂のラプソディー
SUSAN OSBORN
 今夜のクローザーは、スーザンの最新アルバム『リトル・ターン』からの曲です。これはチャイコフスキーの「悲愴」をモチーフにした曲で、ゆったりとしたリズムが、まさに母のリズム。まさに癒しの極致が味わえます。