2003年4月6日
恒例・風間深志兄いと寿ぐ12年目の春今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは風間深志さんです。
92年4月にスタートしたネイチャー・プログラム「ザ・フリントストーン」が今回の放送から12年目に入りました。そして4月第1週のゲストといえばこの人、冒険ライダーそして地球元気村の大村長、風間深志さん。
「こんばんはー!」 ●よろしくおねがいしまーす! 「元気いいでしょう? ガハハハ(笑)」 ●(笑)。番組も11年経っちゃいました。 「そうですかー。11年経ったんですか」 ●ええ、12年目ですね、この放送から。 「そうですかー。本当にね、遊んでると短いですね、時間は。あるらしいですよ、実年齢というのが。だから楽しい時間を過ごす人間は非常に若いというのがその辺から言えるらしいですね。そういえばエイミー、若いですね、いつまで経っても」 ●楽しいですよー、毎日が(笑)。 「楽しい生活を送っていらっしゃる、ガハハハ(笑)」 ●ええ、最低でも年に1度、元気いっぱいの風間さんにお会いしてたら、もう、なんかつらく思う時の自分がバカらしく思えてきちゃいますからね。 「そうですよ、笑って過ごせばいいんですよ。クヨクヨ考えても仕方ない!」 ●そんな風間さんの元気村通信、これを拝見していると、田舎のおじさんと、都会のおじさんとの違いが書いてあって。 「ちゃんと読んでるね、ありがと(笑)。そうなんですよ、田舎のおじさんが最近若いんですよ。昔は都会のおじさんが若かったんですね。なぜかというと、田舎のおじさんは冷たい風に当たって一生懸命に力仕事をして埃まみれの顔をしていた。ところが昔の都会のおじさんは、紙なんかいじっちゃって、美味しいもの食べてるし、手がきれいだったのね。今は都会は非常に過酷じゃないですか、生きているのがね。その点、田舎のおじさん達はいい風を受けながら、50~60代、僕より上の人達がトライアルに乗って、トライアルごっこして遊んでいるんですよ。なんかすごくいいなーって思ってね、都会にいると人間というものが精神の社会を作っていて、その中でどうやって生きていくかという、本当に左ばっかり頭を使うよね。そんな中、たまには右側も使いたいというバランス感覚がね、土日のウィークエンドにはアウトドアに行って、バランスをとって帰ってくるわけだよね」 ●風間さんは、おじさんなんて言っちゃいけないですけど、MAC、行ったりなんかもしてらっしゃいましたね、ニュージーランドの方に。 「モーターサイクル・アドベンチャー・クラブのことね」 ●根津さんと宇崎さんとの三人で、ニュージーランドに行っちゃったという、ツーリングで。 「ええ、バイクでツーリング、ニュージーランドに行きましたね。あと知らないでしょ、去年の秋に僕ら、セーリング・アドベンチャー・クラブを作ったんですよ。SACって言うんです、それ(笑)」 ●(笑)。MACに続いて、SACですか? 「もう、いっぱい作っちゃうわけ(笑)。それも作ったんですよ、ふとしたところからヨットに出会いましてね、それでいま、ヨットのオーナーなんですよ、僕」 ●オーナーなんですか? 「オーナーなんですよ」 ●なんで教えてくれないんですか? ザ・フリントストーンに! 「いつでもいらっしゃいよ。小っちゃい船ですけど、ガハハハ(笑)」 ●でもー、教えてくれてなかったら、ねー? 「そうですよ。あのねー、なかなかいい。波の音がパシャパシャパシャとかいって、風を受けて風と一体になる、海と一体になる感覚というのはね、モーターばっかり乗ってたでしょ、ヴィーーとかいって。あれ静寂の世界でまたいいっすねー」 ●全然違いますか? 「すごいいいわー」 ●カヤックとかとも違う感じ? 「カヤックよりは風を受けるからね、風との対話があるんですね。あのへんがヨットというかセーリングの面白さかもしれないね。すごくインパクトがあった。だから今年の夏は多分、処女航海ではまだ大島とか初島は行けないから、江ノ島に行こうかな(笑)」 ●江ノ島ですか(笑)。カヤックでも行けそうですけど。 「そのくらい。でも楽しいですよ、はい」 ●結構、去年から今年の4月にかけての1年はいろいろ内容が? 「目まぐるしく、それなりにありましたね」 ●あそこにも行っていますよね、モンゴル。ツーリング、バイクで。 「はい、モンゴルに行ってきまして、人間社会と自然との対話はいかなるべきかというものをこの目で実感しましてね。前に行ったときも感動したんだけど、モンゴルはいいわ。朝青龍ですよ、やっぱり、ほんとうに。相撲なんてナーダムの祭りなんかだと、そればっかりだもん。あれじゃ強くなるよね。自然の中で裸でみんな頑張っている、家族の絆、動物との愛、その中で学習すること、勉強することはどういうことであるか、あるいは隣同士どうやって付き合っていけばいいか、お互いの互助システムね。すごい助け合いながら生きているのね。それを見てね、いたく感動して帰ってきましたね」 ●やっぱり行くたびに新たなる感動や再発見がありつつ? 「もう、必ず旅はそうですね。旅は発見と感動のるつぼですね。必ず行くと、何かしら刺激を受けて、何かしら思いを描いて自分の成長というか、なんか、ね、いいもんじゃ、旅は。ガハハハ(笑)」 ●(笑)。でもこうやって今、4月の1週目に改めてお話をうかがって、あちこち、モンゴルやニュージーランドにも行き、SACも、新しいクラブも作って、ヨットも買って、『10万回のキャスティング』も、とうとう出版されましたしね! 「そうだよ、いいこと言ってくれるね! たまには良いことあったね、去年も(笑)。やっと出ましてね、売れたんですよ、風まかせ、竿まかせの本が」 ●そして風間さんといえば、もちろん、地球元気村。 「はい、今年はすごい一生懸命やっていますよ、僕は。もう15年になっちゃったんですよ。で10年目まではコマーシャルベース排除してたでしょ、だからすごい貧乏。今も貧乏ですけど、昨年5月からNPOになりましてね、ここで黙っているとまた10年経っちゃうなと思ったから、今年はすごいネジを巻いてやっています。なんせ元気村の事務局にね、朝9時にいますからね」 ●風間さんがですか? 「朝7時半に家を出ますよ、僕は。10時半には出ちゃいますけどね、他のところに、釣り場とか(笑)。朝はとにかく行こうと。それは決めました。スタッフの皆さんの志気を高める意味でね、朝はとにかく顔を出して、頑張るぞー!って」 ●でも、気が付くともう、いないと(笑)。でもそんな元気村関連で言うと、去年の8月に和歌山の大戸村で第2回地球元気村サミット、子供大会が開催されて。 「一昨年の全国サミットに続いて、子供にテーマを絞ったサミットをやりました。夏休み中の子供達に集まってもらってね、子供達の声、手で地球の自然を守っていこうというメッセージをしていこうと。よかったですよ」 ●どうなんでしょう、大人のサミット、大人の発するメッセージと、子供の発するメッセージ、最終的には同じことなのかもしれないけど、温度差とか、いろいろ違うところもあると思うんですよ。子供ならではの声って? 「子供の方が現場の意見というか、感覚的にシンプルだし、計算が無いし、それから非常に日常的だし、遊びの現場から「虫を大事にしたいと思います」って、いいじゃんって思えるのね。そういう意味では率直な意見がいっぱい出て、よかったですよ」 ●この子供大会はこれからも、第3回、第4回と続いて? 「うん、これからも定番で行きたいと思っています」 ●あと、去年の秋11月には、7色の葉っぱ苗木基金? 「これはねえ、一昨年くらいからやっているのよ、ずっと。去年は大した額じゃないけどね、元気の集いなんかで100円でフリースで作った広葉樹林の葉っぱがあるんですよ、あれを買ってもらって、80万くらいかな、売れて、それを各市町村の山に植樹するお金として寄付するんです。それをやりました。去年も何回か植樹祭に行きました」 ●地球元気村もたくさんの場所で開催されて。 「はーい、おかげさまで、36市町村になりましたよ」 ●すごい。 「この春に、一気に12箇所増えたんですよ。もう、首回んねえや、俺(笑)」 ●でも、うれしい悲鳴ですね。 「うれしい悲鳴だね」 ●何なんでしょう、元気村が増えていっている理由って? 「やっぱり、世の中、経済的には冷え込んでいるじゃないですか、そういった中で、そんなに眉間にシワ寄せんなよって。本当の元気っていうのは自然があって、そこで元気に暮らすことであって、なんか高級車もリッチな家もいらないんだよ、錯覚だったんだよ、幸せっていうのは、そんなんじゃなかっただろ? というわけで。だったら我々の街に来てくれればね、皆さんがホッとする川の流れもあるし、ホッとする森もあるんだよって。田舎の人達は、なんか田舎の時代が来たっていうのを、なんとなく感じているんじゃないかな。それでそういうことをテーマにしているからね、我々もやりたーい!って手を挙げてくれるんですね」 ●今年もぜひ、参加したいと思います。 「春の風が吹けば、アウトドア・シーズンの開幕だから、外に行かなくちゃ!」 ●本当に何箇所か私達も行きたいんですが、絶対に行きたいなと思っているのが、ハイライトでもあるのでしょうか、7月19日~21日、お台場で元気大博覧会。 「うーわ、宣伝してもらっちゃってるじゃん(笑)。やるんですよ、思い立ったら百年目。去年できなかったやつをね、今年一気にやろうと思いまして」 ●去年もこの話を聞いたような。 「チラッとあったでしょ? でもねー、予定していたスポンサーが引いちゃったんでね、今年は若干付いていただきまして、ちゃんとやります」 ●これはやっぱり、各地の元気村から人が集まって? 「もう人が来て、30~40ぐらいのインディアンティピーを作って、子供達の夏休み第一週の、夏休み突入の土日になるので、子供達の夏休みの宿題のためになるような、去年言ったでしょ、それを今年もやるんですね。今年は各地域ご自慢の元気を持ち寄って、東京に元気の灯火を照らして下さいと。俺達の元気はこうなんだ!これ!っていうものを飾ったり、展示したり、みんなに教えてあげたりとか、物産や映像で見せて、元気を持ち寄って、元気一杯のお台場を繰り広げようと思っていますよ」 ●ということは、夏休み第一週の週末ということもあって、お父さん、お母さん、遠くに連れていかなくてもお台場に連れていけば、そこで各地の元気村が味わえちゃう! 「そう、元気になると思いますよ」 ●しかもそこで、ここすごくいいね、今度は実際に地方で開催される元気村にも参加しようっていうふうに。 「一回ね、たくさん人がいる東京、関東のどっかで元気村をやって、お披露目をしてね、次は本当に地域に足を運んでもらうっていうのが、いい手段かもしれないね。そういう意味じゃ、毎年やりたいんですよね」 ●その前に、風間さん、あれもあるんですよね、4月26~28日に石川県の羽咋市で開催される、モンベル主催の『トライ&キャリー』がございますけど、これは野田知佑さんや内田正洋さん達も参加されるという、これはどういうイベントなんですか? 「これ、多分ね、日本最大のカヌーイベントですね。もうカヌーをみんな集合して持ってこようと。新しいカヌーを買うんだったら下取りもしてくれるよ、とかね。僕は地球元気村としてテントを持ってって、みんなに7色の葉っぱ基金でもやってもらおうかなって、バイクの人間達も共々ね、キャンプ張りながら3日間」 ●じゃあ、今年も盛り沢山!? 「もう、元気、元気でいかないと。今、元気だけでしょう。元気はタダだからね。もうどんどん出しちゃえばいいんですよ。そのために多少ね、健康で、そして今あるもので満足するということですね。自分の気持ちの中に幸せを抱きながら、グッってやってると元気がここにパーって出てきますね。僕はFACっていうのもやっているんですよ、フィッシング・アドベンチャー・クラブね。これのね、春の例会を先月やりましてね、釣りやって温泉入って、那須の方でやったから。すごくいいねー、温泉がここんところ(笑)」 ●じゃあ、今度は温泉でのインタビューなんかもどうですか? 「いいですよ、僕は今年は温泉のドラム缶を持って軽トラで全国を歩きますからね」 ●マジですか? 「マジですよ、これは始まるんですよ」 ●これはいつから始まるんですか? 「えーっと、5月の第3週から」 ●じゃあ、もしかしてお台場で行なわれるイベント、元気大博覧会にもそのドラム缶が? 「あーっ、見せましょう! 入っていいですよ。僕のやつはスペシャルなドラム缶でね、300リッター。普通、200リッターなんですよ。あれ300のやつがオーダーするとあるんですね。しかも、ステンレス、鉄、アルミ、いろいろあるんですよ。僕のやつは今お風呂で流行りのステンレスね、光ってるやつ。300リッターのやつを、天地1200ミリのやつを900ミリに切って、それで手を乗っけて顔が出て「イエー!」ってできる高さにして、それを軽トラに乗っけて、まずは九州の佐多岬から、海を見ながら始まって、最後は北海道まで行くんですよ。だからエイミー、まず入って。みんなの前で」 ●みんなの前で、ですか? 「水着無しで!」 ●えっ?? だって、若い乙女にそんなー。 「いいんですよ、下駄を履くんですよ、ドラム缶は。あれが気持ちいいわけ(笑)」 ●それは分かるんですけど・・・。 「すごい気持ちいいよ(笑)」 ●じゃあ、その時までに考えていくということで、また、次回お会いするまで、風間さんも、ザ・フリントストーンも「みんな元気!」で。 「そうだね、合言葉は元気!」 ●頑張っていきたいと思います。今日はありがとうございました。 「ハイ、失礼いたしましたー!」 ★ ★ ★
「地球元気村」では様々な特典がある村民を募集中です。「地球元気村」の開催スケジュールや村民登録などについては、お問い合わせください。 ■このほかの風間深志さんのインタビューもご覧ください。
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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」
M1. NEW DAY FOR YOU / BASIA
M2. DON'T GO NEAR THE WATER / THE BEACH BOYS
M3. LET IT GO, LET IT FLOW / DAVE MASON
M4. HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW / OLIVIA NEWTON-JOHN
油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」
M5. SO AMAZING / JANET KAY
M6. 地球は元気 / 地球元気村の仲間たち
M7. I BELIEVE / BLESSID UNION OF SOULS
エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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