2003年10月12日

600回記念スペシャル第1弾
~シェルパ斉藤さんを八ケ岳に訪ねて~

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストはシェルパ斉藤さんです。
シェルパ斉藤さんとエイミー

 今週は、雑誌「BE-PAL」でもお馴染み、バックパッカー/紀行家のシェルパ斉藤さんこと斉藤政喜さんを八ケ岳山麓のご自宅に訪ねてお話をうかがいました。斉藤さんは「BE-PAL」に連載していた耕耘機の旅の完結編「時速8キロ ニッポン縦断」を出されたばかり。今回はそんな耕耘機の旅を振り返りつつ、現在行なっている世界7大トレイルを歩く旅、国内のスローな旅などについてや、ご家族と愛犬ニホ、サンポ、トッポなどに囲まれた田舎暮らしのこともうかがいました。

●御無沙汰しております。斉藤さん家にお邪魔したのは4年振りになるんですね。

「その頃から比べると所々変化してるはずなんですよ。まず1番変化したのが犬が増えたことですね。足元でカタカタ音がしていますけど、これがトッポという犬で、サンポの子供なんです」

●何匹生まれたんですか?

「10頭生まれました。でも1匹死んで出て来ちゃって、9頭目が始めから体力無くて翌日に死んで8頭になったんですけど、1ヶ月前に事故で1匹ダメになって、結局7頭が残ったという感じですね」

●その中の1頭がトッポちゃんなんですね。

「はい。その後、どの犬を残すか色々考えたんですけど、まずラブラドールをずっと飼ってきて、ニホもサンポもメスなので、やはりメスが楽だろうということと、サンポが黒い犬だから黄色の犬が良いだろうなということで選びました。そして残った3匹の中でこの子を選んだのは、囲っていた柵をこの子だけ乗り越えて、ニホとサンポと寝ていたんですよ。自ら運命を切り開いたから『じゃあ、これにしようかな』と決めました。
 順番で言えばニホ、サンポ、シホなんですけど、ニホ、シホって犬は聞き取りづらい。それで一気に飛んでジュッポ。でもネコにジッポというのがいるから読み方を変えてトッポにしました。犬もニホ、サンポ、トッポで聞き取りやすいんじゃないかと思いますね」

●「十」でトッポということですね。そのトッポちゃんを連れての旅というのはないんですか?

「この子は生まれてから1回もお母さんから離れたことが無いんですよ。なので、6ヶ月目くらいで足腰もでき上がっているし、この子のためにも1回離そうと思いまして、八ケ岳が近いので、5月に初めて2人で山に行きました。稲子湯という温泉から天狗岳まで登って、その先に黒百合ヒュッテという山小屋があるんですけど、そこは登山人口が増えたということでトイレが飽和状態なんです。培養トイレを自費で稼いで頑張っているんですが、そこを僕も応援したくて、いち登山者としてカンパするために登るのもかっこいいなと思っていたんですよ。
 そうやって、初めて二人での登山、天狗岳に登って帰ってきたら、今度はそばを離れないんですよ。歩きにくいったらありゃしない(笑)。引っ張ったりはしないんですけど、足元をうろちょろして、犬の足を踏んづけちゃうんですよね。こっちが足を踏みだそうってところに、サッといたりするのでやりづらかったですね。ただ、僕を慕ってくるだというのが分かって、やはりかわいいなと思いましたね。普段はニホ、サンポがいるからそっちに言っちゃいますけど、二人でいると主人にべったりだなというのが分かって嬉しかったですね。今後もドンドン旅をしていこうと思います」

●そんな斉藤家のファミリーメンバーが増えて、しかも今回私達が4年ぶりにお邪魔してお話をうかがっている場所がテラスなんですよね?

「ええ、前からあったんですが、気持ちいい空間を増やそうと思って。デッキって犬を飼うスペースでもあるんですけど、半屋外的なスペースって非常に心地良いので拡げたいなというのがあって、四畳半から六畳のスペースを増設しました。実はさっきまでここでお昼を食べていて、そこへ皆さんが来たっていう状況なんですよ」

●ここは気持ちいい風が吹きますね。

「本当は屋根もつけようと思ったんですよ。でも、実際造ってみたら目の前が森で気持ちいいし、高台で眺めもいいので、ここに屋根をつける必要ないなと思い止めました。普段は傘を差したりすればアウトドアっぽくて良いなあって」

●また、ファイヤープレイスや露天風呂、太陽光発電の設備なんかもできたんですね。

「4年前はソーラー光発電もできてなかったんですね。これは自分のところで全部まかなってみたいなという夢があって、田舎に住んでライフラインとか全部寸断されても、自分のところだけでやっていけるってかっこいいなと思っていたんです。それで自家発電してみようかということで、思いきってやってみました。
 太陽ソーラー24枚を載せるためだけにガレージも造りました。だからガレージがあるからソーラーを載せたのではなくて、ソーラーを載せるために車のガレージを造ったんです」

●で、ついでにガレージになったから、下に車を止めたっていう(笑)。

「そうです(笑)。まだログハウスの方には余裕があるから、いずれソーラーを1枚、また1枚というように増やしていこうかなと思っています」

『時速8キロ ニッポン縦断』

●斉藤さんは先頃「時速8キロ ニッポン縦断」という本を出されましたが、これは「BE-PAL」に連載していた「テラと名付けた耕耘機の旅」の後半をまとめて、書ききれなかったものに加筆したものなんですね?

「はい。西日本の完結編なんですけど、正直言って旅がこんなに長くなるとは思わなかったんですよ。耕耘機で日本縦断の旅をしようと思ったときに、2年ぐらいやれば終わるかなと思ってたんです。でも、遅いというのがとても面白くて、すぐに止まれるからいろんな人が声をかけてくれるんです。なので『これは、早く行く必要ないんじゃないか』と思うようになり、さらに自分でも道草とか食って、どんどん遅くなって、気が付いたら4年3ヶ月経っていたんです。
 本当は1冊の本でまとめるつもりでいたんですけど、旅の半分くらいの段階で『これはもう無理だぞ』ということに気付いて、最初に旅の前半をまとめてしまおうということで『耕うん機オンザロード』を書きました。その続編として『時速8キロ ニッポン縦断の旅』をまとめたんです。どうせ本を出すならスロートラベルのバイブルにしたい、時速8キロで旅をしたからこそ見えた色々な情報を加えたいということで、『BE-PAL』の連載をまとめただけではなく、後半部分にはスロートラベラーのためのガイドブックも40ページくらいドーンと加えました」

●そんな、テラと名付けられた耕耘機での旅。本を読んでいただきたいので結末は言いたくないのですが、何となく触りの部分で連載にも書かなかったような思い出ってありますか?

「敢えて書かなかったわけではないんですが、耕耘機で旅をしていて『怒鳴られたでしょ?』、『すごく迷惑だったんじゃないですか?』というようなことをよく言われました。僕は基本的に、幹線道路を外して山道やあまり車が通らない道を選んできたんですが、たまにど真ん中を通らなくてはいけないという時でも、実際に4年3ヶ月走っててクラクション鳴らされたのって1回だけなんですよ。好意的な『ガンバレー!』というクラクションはありましたが、『邪魔だー!』というのは1回だけなんです。
 耕耘機に乗るテクニックなんていうのは大したことないんですが、僕としては迷惑かけてるんじゃないかなというのが頭にあったから、できるだけ追い越されやすい運転を心掛けました。僕ね、耕耘機を運転させたら多分日本で5本の指に入ると思いますね。他に誰がいるか分からないですけど謙虚にNO.1といわずに5本の指と言っておきます(笑)。だから路肩もギリギリを行ったり、後ろから車が来ていたらスペース見て除けて先に行かせてあげたりもしましたね。そういうことは心掛けていたというのもあるんですが、みんな好意的でしたね」

●以前、タモリさんの番組に出てらっしゃいましたよね。東京の下町をタモリさんを横に乗せて走ってらっしゃたのをテレビで観たんですが、ああいうのを見ちゃうと『邪魔だ』というよりも『何だコレ?!』という見物人の方が多いんじゃないかという雰囲気があったんですが。

「耕耘機を運転するテクニックとして1つは、見られることに対しての態度。好意的に見られるために、愛想を振りまきつつ走るということが大事だと思います。『耕うん機オンザロード』と『時速8キロ ニッポン縦断の旅』の違いは、後編になってから二人乗り使用に替えたことなんですよ。車椅子の女性を乗せて旅をしたいというのがあって、違反を覚悟でシートを替えたんですよ。でもよく調べたら道路交通法上、二人乗りしてもいいということに気付いて、それから色々な人を乗せて旅をするようになりました。橋本大二郎知事を乗せたり、ナンパもしました(笑)。女性も乗ってくれるんですよ。普通の車でナンパしてもこういう時代ですから乗ってはくれませんが、『彼女乗っていかない?』というと抵抗なく乗ってくれるんですよね」

●(笑)。だって密室じゃないですもんね?

「密室じゃないし、時速8キロだから逃げようと思えば飛び降りれるんですよ。しかも向こうに走っていかれたら僕追いつけないですからね。そういうのもあってナンパ車としては最高じゃないかと思います。究極のオープンカーですし、目立ち度で言えばフェラーリより上ですからね(笑)」

●(笑)。究極のスロートラベルですね。なにしろ時速8キロですもんね。敢えてゆったり進む耕耘機。

「僕のスロートラベルの概念に、道草を食うということと、人々と出会うから面白いというところがあります。今まで犬を連れたりして旅してますけど、それは犬を連れていることによって人が集まるというのが理由でもあるんです。耕耘機で旅をしていると向こうから話かけられるというのが多くて、その出会いがとても面白かったですね。
 そういう意味ではスロートラベルという考え方はよかったと思います。実際の速度以上に自分の気持ちの中で『道草食っていこう』とか『今日急ぐのやめて、ここに泊まっていこう』というような考えでいられたというのがスロートラベルかなと思いますね」

●ある種、人生観も変わられたんじゃないですか?

「もとからゆっくり生きてますけどね。ウチのカミさんに言わせれば『あんた、本当に変わってないじゃない』って言うんですけど、でもますます自信を持ってゆっくりな旅をしていこうかなという気になりましたね」

シェルパ斉藤さん

●耕耘機の旅を終え、シェルパさんは新たなる旅をスタートさせているんですけど、そのひとつが“世界の7大トレイルを歩く旅”なんですね。

「はい。ここの生活自体も楽になってきて、自分でデッキも増やしてこの気持ちいいスペースで犬に囲まれて、子供も育って普通のお父さんなんですね。そんな『今、いいなあ』って思っている自分が嫌になって、ふと『このまま普通のおじさんになっていいのだろうか』、『このままじゃいけない』と思って振り返っているうちに『20代ずっと旅をしてたから30代は家族が住める家を造ってあげる、40代になったらまた旅をするんだ』という僕と妻との約束を思い出したんです。
 そんな時に友人がアメリカのバックパッキングの雑誌を持ってきて見せてくれたのが世界7大トレイルだったんです。世界各国の大陸の色々なトレイルを紹介した記事があって、それを見たときに『これは行ってみたい、もう1回世界あちこち歩いてみたい』という運命的な神の啓示のようなものを感じたんです。なので、その時は書くためじゃなくて本当に行こうと思って行ったんですよ。そうやって、『シェルパ斉藤』というのはネパールのシェルパ族からきてるんですが、その自分の原点でもあるネパールも紹介しつつ、アンナプルナという山の周りを大体2、3週間かけて歩いたのが『BE-PAL』の連載の第1回になったんです。
 ネパールに行ってきたら面白くて楽しくて、その話を『BE-PAL』編集部にしたら『ウチで連載してくれ』ということになったんですよ。でも書くために行くというスタンスではないので、不定期連載的に行ったら書くと。僕も書くためには行かないと決めたものですから、モチベーションが高まったときに半年か1年に1度行くというのは守っていきたいなと思いますね。この前はヨーロッパへ行ってアルプスを歩いてきて、次は南米へ行こうかなと思っています。
 僕は元々自転車であちこち放浪していたので、歩く旅は仕事だったんです。東海自然歩道を歩いたのが『シェルパ斉藤』という連載の始まりだったんですね。でも、その頃は体力任せだったんですが、それから色々な旅を続けてきて、田舎に移り、自分の家を造って、家族も持ち、犬もたくさん飼ってという生活を経て、今また歩くと自分の見るものが違ってくるんです。歩くとやはり色々なことを考えるんですよ。ふと昔のことを思い出したりするのが楽しいなと今は思いますね。
 それから痩せるんですよ。僕1年前は71キロあったのがネパールに行って帰ってきたら68キロ位に落ちて、今回スイスへ行って帰ってきたら64キロになっていたんです。そして体脂肪も8%~10%落ちてるんですよ。何故こんなにトレッキングがダイエットにいいのかと思ったら、常に空気の薄い1000m~2000m位のところで有酸素運動をしているから、結構カロリーを消費しているんですよ。
 僕はトレーニング系は苦手なんですが、ただ単純に歩くのであればそれだけで気持ちがいいので、先に先に行こうという気になる。食事制限するわけじゃなく、道草を食いながら、自然にどんどん痩せていくというトレッキングダイエットは結構いいんじゃないかと思いますね。気持ちよく痩せられますから。ダイエットトレッキングが本当に僕だけではなくて、他の人にも通用することを証明するためにも、若い女性や男性を連れていって1週間歩かせてデータをとりたいですね」

●では、結果が出たら是非教えて下さいね。

「はい。ダイエットできるということで若い女性も山に行くことで、アウトドア人口がグッと増えるんじゃないかという思いもあります」

●その時には、持っていくものとかも気を付けなくちゃいけませんね。

「そうですね。安易に行かれると問題が起きてますます山に行かなくなってしまいますからね」

●じゃあ、それもいずれは違う形の連載や本になるかもしれませんね。

「そうですね。美しく痩せるというのはいいですからね」

シェルパ斉藤さん

●色々な旅をして、スロートラベル、スローライフというのが、今の斉藤さんのモットーになってきてますかね?

「まあ、もとから遅いというのもあるんですけどね(笑)。なにしろサラリーマンの経験もないし、マイペースでやってきているというのもありますから。ただ、1つだけ目標ができたんですよ。それは僕とカミさんの目標なんですけど、スローカフェをやろうというのを思い付いたんです。僕はあちこち旅に出るけど妻はずっと留守番をしていて、子供も10年20年経ちいずれ出ていって、妻が独りぼっちになってしまうのはかわいそうなので、人が集まれる場所を作りたいんです。そうしたら旅に行かなくても行った気分になれるんじゃないですか。
 この家を建てて8年になるんですが、冒険するというのも楽しいかなと思いまして、簡易的でもいいから面白い建物を造って、その敷地内でコーヒーを飲んだりして、旅人と適当に過ごせたらいいなと思いますね。スローカフェって言ったのは自分でコーヒーを入れて下さいということで、バックパッカーコーヒーと呼ぶつもりでいるんですが、コンパクトストーブを渡して、自分でお湯を沸かしてコーヒーを入れて下さいと。そういう場を提供したいなというのはありますね」

●それ、いいですね!

「だから今日も、皆さんお湯沸いてますので勝手にコーヒーを入れていって下さい(笑)。そういう場を作りたいですね。ただし、バックパッカーコーヒーは1杯100円位にしたいんですが、シェルパコーヒーというのも考えてまして、それは高級なオリジナルの『シェルパブレンド』という豆を作っていて、それを僕が自ら煎れるんです。それは1杯1500円にしようかなと思っています(笑)。それから、そのカフェでは本を売りたいですね。知り合いやこの近くに住んでいる加藤則芳さんとか、野田知佑さんなど色々な旅人の方の本を置く場を、来年、再来年位までには作りたいなと思います」

●楽しそうですね。またそれが出来た頃には、是非自分たちでバックパッカーコーヒーを入れに来たいと思いますので、その時はよろしくお願いします。今後もシェルパさんは色々な旅はずっと続けられますよね?

「はい。当然7大トレイルもやりたいですし、日本のトレイルも色々歩いたり、プロデュースもしたいですね。実は、日本は結構歩くのにあちこち面白いところがあるんですよ。でもみんな知らないというのと、私もそうなんですが、日本人は『ここが歩けますよ』という情報がしっかり出ていないと自ら歩こうとしないんですよ。僕はたまたまそういう本を出したりとか、雑誌に連載したりという立場にいるから、僕の方で『ここは面白いよ』って紹介してあげれば、歩く人が増えるんじゃないかなと思いますね。自分自身でももう1回、日本の山を見直したいというのもあります。そこで、耕耘機などで旅をしてみて『あ、まだこんなに面白いところがあったのか』というのがたくさんあるので、そこを上手くプロデュースして紹介できたらいいなと思いますね。
 もちろん、それには犬も連れていけたらいいですね。でも、3匹共連れていくのは正直しんどいし、どの犬を連れていこうかという問題もあるのですが、今日は気分としてはサンポかなとか、今日はゆっくりだからニホかなとかね。要するに服を着替えるような感じで犬も替えていくっていう感じですね」

●T.P.O.に合わせて犬を替えるんですね。ぜいたくですねー! じゃあどこかそんな旅の途中でフリントストーンも、この小さいすずと合流して歩けたらいいなと思いますね。今日はどうもありがとうございました。

■このほかのシェルパ斉藤さんのインタビューもご覧ください。

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■バックパッカー/紀行家「シェルパ斉藤」さん情報

『耕うん機オンザロード』
『日本縦断オフィシャルガイド~愛を耕す東日本編』

『時速8キロ ニッポン縦断』
小学館/1,575円(税込)
 お話にも出て来ましたが、雑誌BE-PALに連載していた『行きあたりばっ旅 ニッポン縦断耕し旅』を加筆・修正してまとめた完結編。日本縦断オフィシャル・ガイドの西日本編も充実している上、カバーを外すと1枚の版画になっている斉藤さんの最新版です。連載を読まれた方も読んでいないという方もぜひチェックしてみて下さい。

『耕うん機オンザロード』
小学館/1,260円(税込)
『日本縦断オフィシャルガイド~愛を耕す東日本編』
小学館/1,155円(税込)
 旅の前半をまとめた『耕うん機オンザロード』、そして『日本縦断オフィシャルガイド~愛を耕す東日本編』、皆さんもぜひこれらの本を読んで、この秋、スローな旅に出てみてはいかがでしょうか。

シェルパ斉藤さんの公式ホームページ
 斉藤家の情報満載。ニホ、サンポ、トッポ、ジッポの写真などもたくさん載っていて、とても楽しいアットホームなホームページになっているのでぜひアクセスしてみて下さいね。
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~sherpa/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. WHAT'S UP / 4 NON BLONDES

M2. POWER / JOHN HALL

M3. WALK SLOW / CHRIS ISAAK

油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

M4. WALK ON / U2

M5. THIS WAY TO HAPPINESS / GLENN FREY

M6. TIME FOR ME TO FLY / REO SPEEDWAGON

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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