2004年1月4日
「夢」月間・第1弾!
今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは坂本達さんです。 |
●坂本さんが『やった。~4年3ヶ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男』という本の中にサムシング・グレイト(偉大なる何か)と書かれていましたけど、それが働いてくれたんですね?
「はい。去年行った時も本当にサムシング・グレイトの連続で、僕はたった1人で動いているので移動の交通手段から食べ物から泊まるところまでっていうレベルなんですけど、絶対そこにいるはずのないギニア人の水道局の人が村の近くにいて、『一緒に村を見に行ってくれないか』って言ったら『いいよ』と言って、予定外なのに一緒に村に入ってくれて実際に自分の目で見て調べてくださったんですね。ありえないタイミングでその人がそこにいて・・・」
●しかも水道局の人なんですよね?
「はい。水道局の人がいて僕が行くなんて電話もないからアポも取れないし、でもちゃんとした水道局の人がいて、今度は80キロ帰る手段がないわけですよね。泊まる施設もない村でもう日が暮れてどうしようもないと思ったら、もっと奥地でまた別な井戸を掘っているドイツ人がいて、そのトラックに乗せてもらって帰ることが出来たんですよ。その道中、車の中で井戸の掘り方とかお金のこととか、地質のこととか全部車の中で教えてもらって、そんな奇跡的なタイミングで情報が自分から求めていると来てくれたんですよね。どれひとつなくても話が進んでこなかったようなところがあったので、まるっきり期待をしているわけではないんですけど、信じているところがあるというか、サムシング・グレイトの連続でしたね」
●じゃあ今年、ギニアに井戸が完成するのは間違いないですね?
「そうですね。信じているとありえないことが起きたり、偶然が起きたりすることもあると思うのでいつもベストをイメージして行動は謙虚に、どんなことが起こっても対応できるようにというつもりで今年は頑張っていきたいなと思っています」
●坂本さんの今年の夢はなんですか?
「いくつかあるんですけど、まだ早すぎるんですがもう一つ別な国に似たようなプロジェクトを起こしたいなというのと、もう一つはある船に乗って2ヶ月くらいアジアの国をまわっていくというプロジェクトがありまして、そこの中で色々な出会いがあってきっとまたそれで展開していくんだろうなと思っています」
●坂本さんがすごく濁して言ってらっしゃるので(笑)、もっとハッキリ聞きたいなと思うんですけど今の段階ではまだ言えないんですよね。
「(笑)。まだ決まっていないのでイメージとして、ザックリなんですけど、私今年36歳になるんですが30代のうちは色々まわって動けるうちに動いていきたいなという気持ちでいます。でも会社がなんて言うか(笑)」
●(笑)。4年3ヶ月の有給休暇をとって世界一周をして、その後も何度となく有給休暇をとってますからね。きっと一生分の有給休暇をとっていらっしゃると思うので、「まだとるのか、お前?!」と言われてしまうかもしれませんね。
「はい。役に立てるように頑張ります」
●夢を持つこと、その夢を実現させることの秘訣を教えていただけますか?
「実は身近なものが夢であっていいと思うんです。夢、夢って言われると僕も昔は嫌だったんです。僕の夢って本当にたくさんあって、どんなものでもワクワクするものは全て夢なんです。例えばフランス語がもっと上手になるのも夢だし、アラビア語を喋るのも夢だし、タップダンスをやるのも夢だし、お風呂に入るときにロウソクを周りに並べて入るのも夢だし、言うのは恥ずかしいですけど夢ってなんでもいいと思うんです。人に期待するのではなくて、自分の中から出てくる素直なもので良いと思うんですよね。そういうのを大人や周りの人が『夢って違っていて良いんだよ』とか『夢ってなんでもいいんだよ』っていうことを思いながら実践していくといいと思います。目標でいうとすれば世界一周でも井戸でもそうですけど、自分1人では実現できないので色々な人の力が必要となってくるわけです。その時にどれだけサムシング・グレイトとか、応援してもらえるかという部分でも、自分の素直なものを出しているときに人は応援したくなるんだと思うんです。身近でもいるんですよね。『なんかあいつ凄い頑張っているから応援したくなる』という奴は、人の真似とか成功を追っているだけではなくて、なにか自分の色でやっているんですよね。最後は本当に自分だなと思うんですよね。小さいうちにそういうことを体感できる機会が子供達にあれば、もっと素直に夢を語れるんじゃないかなと思いますね。子供達に『色々な生き方があっていいんだよ』って伝えることもそうだと思います」
●これは子供だけじゃなくて大人にも言えることですけど、自分に素直であることですよね。
「そうですね。素直な人には人が助けるだけではなくて運も味方してくれるような気がするんです。アドバイスをくれる身近な人や友達とか親とか、それこそ本とかそういうものを素直に読んでまずは実践してみるとか、そういう素直さっていうのも夢に繋がっているんじゃないかなと思いますね」
●私に一番かけている所かもしれません(笑)。今年は素直になれるように頑張ります。坂本さんはこれからも忙しい日々を送られると思うんですが、また新たなプロジェクトが始まったり、井戸が完成したら教えて下さいね。
「はい。ギニアの井戸の水を持ってきてエイミーさんにも」
●是非飲んでみたいですね。楽しみにしております。今日はどうもありがとうございました。
■(株)ミキハウス「坂本 達」さん情報
『やった。~4年3カ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男』
坂本さんは自転車での世界一周の旅を終えた後、「夢の掛け橋プロジェクト」「ギニア・プロジェクト」を展開。これら坂本さんの活動に興味のある方はぜひホームページをご覧ください。尚、フリントストーンのホームページ内「今までのゲストトーク」もぜひチェックしてくださいね。 坂本 達さんのHP:http://www.mikihouse.co.jp/tatsu |
オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」
M1. DREAMIN' / CLIFF RICHARD
M2. THANK U / ALANIS MORISSETTE
M3. HOPE OF DELIVERENCE / PAUL McCARTNEY
M4. LIFE GOES ON / LeANN RIMES
M5. KEEPING THE DREAM ALIVE / MFQ
油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」
M6. BRAND NEW DAY / STING
エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
|