2007年4月1日
16年目に突入! 風間深志兄ィと桃の花見で野点今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは風間深志さんです。今回の放送から16年目に入るザ・フリントストーンは、第1回目の記念すべきゲスト、冒険ライダー、そして地球元気村の大村長・風間深志さんをお迎えし、山梨県一ノ宮の桃源郷で、野点をしながらお話をうかがいました。 16年目も風間兄ィとともに●4月1週目恒例のゲストということで、風間深志さんに登場していただきましょう! 「ヤッホー! フォー! ガハハハ(笑)」 ●今日はきりよく4月1日ですよ! 「すごいね! 4月の第1週目に出させてもらって何年になるの?」 ●16回目です! 16年目に突入ですよ! 「最初に番組に出た年に生まれた子が16歳になっているんだよ!」 ●ねー! 今回は久しぶりに野点です! 「そうですね! 桃の花に囲まれていますけど、やっぱり花見だったら野点しかないでしょう!」 ●万・茶太郎先生(風間さんは千利休を超えるという意味で、お茶をたてるときはこの名を使う)の茶道は万風ということで(笑)、モンベルの辰野社長に言わせると「邪道な茶道」だそうですが(笑)。 「あの人も大したことないんですよ(笑)」 ●楽しければいいじゃないですか!(笑) 「でも、あの人(辰野さん)は裏千家か何かで習ったことがあるらしいんですけど、それも疑わしいですよ。あの性格だから、先生の話聞いてないもん(笑)。教わればいいってもんじゃないんですよ。僕なんかはその点、本を見ながら勉強をしていますから。やっぱり、茶道というのはおもてなしの心に尽きるね」 ●ということは、今日は私をもてなして下さるんですね? 「ええ。今日はエイミーのために、銀閣寺に行きまして、そこで抹茶が売られていたんだよね。1800円だったかな(笑)。それを買ってきたの。これ、そうだよ」 ●今度のお茶はちゃんとしているんですか? 「ほら、『銀閣なんとかご用達抹茶』って書いてあるでしょ?(笑)」 ●私に漢字は聞かないで下さい!(笑)。 「あ! 漢字ダメなの!?(笑)」 ●いいんです!(笑) 心で読むから!(笑) 「ウソ言え!(笑) ガハハハ!」 ●風間さんとの野点は2回やっているんですけど、前回はお茶の粉が古かったんですよね? 「古かった! ガハハハ(笑)」 ●1回目も古かったんですけど、2回目も同じ粉だったので(笑)。 「あれ? 分かっちゃった?(笑) あ、そう! ガハハハ(笑)。1年前のお茶を出したわけ? あ、2年くらい経っているのか!(笑)」 ●そうですね。最初が2003年で、その次が2005年ですから(笑)。 「ガハハハ(笑)。同じ抹茶の粉だった?」 ●「味がちょっと違うかな?」みたいな(笑)。 「そうですか(笑)。でも、最近はそんなことしませんよ。僕は腕を上げましたからね」 ●では、16年目突入記念ということで、おいしいお茶を入れていただこうと思います。 「最近、『おいしいー』って褒められていますから」 ●そうなんですか。いや、前回も味はおいしかったんですけど、粉がね(笑)。 「ガハハハ(笑)。 この辺、山梨は水がいいですよ。水が清く正しいですから」 ●では、準備もできているようなので、早速お湯を沸かすところからですね。 「お湯を沸かすのにも年季が3年くらいかかるんだけど、これはクイック・バーナーっていって簡単なんだよね」 ●では、お湯が沸くまで曲を聴きながら、私達は桃の花を愛でたいと思います。 「曲が足りないよ。これ、1分で沸いちゃうから」 ●大丈夫でーす! エイミー&深ちゃんの日本の心、野点の心3!●今週は風間さんとともに野点をしに、山梨県の笛吹(ふえふき)市まで来ています。 (口笛でホトトギスの鳴き声をまねる風間さん) 「春ですねぇ(笑)。ここは笛吹市っていうんですよ。勝沼町と一宮町が平成の大合併で合併しまして、笛吹市になったんですね」 ●位置的には中央高速道の釈迦堂パーキングからちょっとのところにある浅間園さんのお庭をお借りして、お話をうかがっています。お湯が沸いてきましたね。 「いきますか?」 ●是非! 「なんか、エイミーにはもったいないけどねぇ(笑)」 ●えっ、なんで?(笑) 「だって、高いお茶だから(笑)。ガハハハ!」 ●では、フリントストーン16年目の記念ということで! 「はい! こんなもんだよね」 ●また、例のごとく粉を濾してないですね(笑)。 「最近、やってないんだよねー(笑)」 ●でも、このお抹茶すごく香りがいい! 「今日のはいいよ!」 ●今日は野点セットも・・・。 「高級だからね」 ●モンベルの野点セットとはちょっと違うんですか? 「これは、モンベルのセットの原型になったやつだね。茶筅の中に茶杓が入っているのは野点のやつだけ?」 ●折りたたみになっている茶杓はそうじゃないですか? 「これ、濃そうじゃない? そんなことないか」 ●いい香り! 「いいでしょ! 桃のピンクと抹茶のグリーンが鮮やかでいいでしょ! 分かるかな、この素早い手つき! シャプシャプシャプって音!」 ●お茶をやっている方なら分かると思うんですけど、濾していないので念入りにシャカシャカしないとだまができちゃうんですよね(笑)。 「右に左に回してね(笑)。よし! さぁ、減らず口を叩かないで、飲んでください!(笑) ガハハハ! どうだ!」 (ゆっくりとお茶を飲むエイミー) 「あっ! お菓子を食べてもらうの忘れちゃったよ(笑)」 ●大変、結構なお手前でございました。 「そうでしょ?」 ●ちょっと後ろで喋っててください(笑)。 「そうかそうか(笑)。ガハハハ! 本当はお菓子を食べてから飲んでもらうとおいしいんだよね」 ●おいしいー! いい感じに風もそよ風で、お花もきれい! 「食事も飲むものも、シチュエーションやロケーションって大事だよね。桃の花の下で飲むお茶ほどおいしいものはないんじゃないですか」 ●もう1杯!(笑) 「もう1杯! 図々しい!(笑) ガハハハ!」 ●大変結構なお手前でした。ご馳走様でした。おいしかったー! 「本当? やっぱり銀閣寺のお茶は違うんだねー」 ●お茶おいしい! ★ ★ ★
●去年、富士山に登るっておっしゃっていましたよね? 「あれは一昨年ですね」 ●もう、そんなに経ちましたか?(笑) 「一昨年登りました。去年は乗鞍岳(のりくらだけ)に登って、もう1つ、金峰山(きんぷさん)の下にある岩だらけの山、瑞牆山(みずがきやま)に登りました。あそこ、通常は往復で5時間半なのに、なんと12時間かかっちゃってさぁ。朝の8時半に車のところを出発して、車のところに戻ってきたのが夜の8時半。真っ暗。甘く見ていたから、感覚だけは昔の気分でしょ。だから、ナメて懐中電灯を持っていかなかったから、ものすごく迷いましたね。ああいうところは真っ暗闇なんだよ。もう漆黒の闇だから、真っ暗で足元の道が分からないでしょ。だから、そういうときにはどうやって行くかっていうと、空を見るんですよ。空を見ると木の間が抜けているんですね。若干明るいのが道なんだよね。だから空を見ながら歩くの。でも、おっかないよ。足元を見ないで、空を見ながら測っていくわけ」 ●勉強になりました! でも、そうやって風間深志さんといえども、自然をちょっと甘く見ると、危険な目に遭うんですね。 「自分の歩幅で考えているし、過去の自分の基準だけで考えているし、時間も考えているし、様々なことを考えているわけね。やはり、常に初心に戻っていないと、自然っていうのはどこでどういうふうに気候が変わるか分からないからね。そうすると、水も要るし、非常食も要るし、懐中電灯も要るし、色々なことが今さら勉強になったね」 ●そういう意味では地球元気村では、そういうのをみんなで体験できますから、このあとは元気村についてお話をうかがっていきたいと思います。 「いつもすみませんね」 地球元気村 in モンゴル!?●地球元気村は今年、あれですよね(笑)。 「あれとは何ですか?(笑)」 ●今年、日本を離れて・・・、あれですよね?(笑) 「そうなんですよ、あれなんですよ(笑)」 ●元気村がモンゴルで開催される予定があるそうですね? 「そうなんですよ。モンゴルは一面、このお抹茶のような草原ですよ。モンゴルは景色がおいしいね。空気が清々しいね。で、時々馬でやってくる少年がまたいいんだ。心が優しくて、相撲が強くてね。そういう少年達と交流がしたいんです。今、モンゴルはいろいろな意味で僕達の先生でしょ。僕らの先生はモンゴルだから。あそこには僕らが失ってしまった素晴らしいライフ・スタイルがあるんですよ。自然とともに生きる力強い知恵を反映した生活があるんです」 ●地球元気村はゲルで・・・。 「ゲロじゃないよ(笑)。モンゴルの人々は季節とともに西から東へ、東から西へと移動するわけだよね。それで、家ごと持って歩くのがゲルだよね。で、真ん中に穴が空いていて、真ん中で火を焚いても煙がまっすぐ上へ出るような造りになっているの。で、その穴が明かりとりであり、煙突であり、それをうまく囲むように放射状に寝るんですよ。行ったことある?」 ●行ったことないんですよー。 「行かなくちゃダメだよー!」 ●だから、地球元気村がモンゴルで開催されるのを待っているんですよ。 「じゃあ、行きましょう! 今年、モンゴルで番組やったら?」 ●やろう!(即答するエイミー) 「ガハハハ!(笑) 早いね!」 ●今日は4月1日だから(笑)。連れてって! 「連れて行く連れて行く(笑)。行きましょう! フリントストーンは絶対、モンゴルでやったほうがいい!」 ●私もフリントストーンはモンゴルを体験しないといけないと思います。 「アフリカとかモンゴルでこそ、フリントストーンの温かみ、威力、生活のともし火が色鮮やかに浮き立つんですよ。そこでこそフリントストーンの意味がある」 ●イェーイ! 「『どんな教室やるんですか?』って聞きたいんでしょ?(笑)」 ●うん(笑)。 「ガハハハ!(笑)」 ●普通、地球元気村ってその土地土地の教室があるじゃないですか? 「はい」 ●風間大村長は昼寝教室が得意ですけど、モンゴルでも当然昼寝教室があって、それ以外にはどんな教室があるんですか? 「まず、今、昼寝教室最高だよ」 ●モンゴルだったら気持ちいいと思う。 「僕が昼寝好きなのは、雲を追いたいからなんだよね。僕は流れる雲を見るのが小さい頃から大好きでね」 ●ロマンチックですね(笑)。 「自然の中に生きる人は自然とロマンチックなんですよ。なぜかっていうと、相手が自然だから。相手の自然の中には何も作り事がないし、そのままだから純粋に受け入れる。それを、人間という小さな生き物が雲を追いかけるっていうのがいいんだよ。『いいなー。あの雲に乗りたいなー』、『あそこから見たら、どんな風に見えるのかなー』っていう気分になるじゃないですか」 ●それをモンゴルでやるんですね。 「そうです。流れていく雲を見て、西の空が焼けて、1日が終わるんですよ。そういう大地の営みっていうものを体感するというか、感じ取るっていうのがダイナミックだね」 ●他にはどんな教室があるんですか? 「今のが『大地感じる教室』ね(笑)。それと、川がとうとうと流れているからカヌーね。ほとんどがシベリアの方へ流れていく川なんだよ。そういう川があったりとか、フィッシングをやる、カヌーをやる、それからよくモンゴルへ旅行へ行く人達は乗馬をやっているよね。乗馬って言ったってグルグルと柵の中を回るんじゃなくて、ツアーをやるんだよ。ある場所からずっと馬に揺られながら、ツーリング」 ●ホース・バック・ツーリングってやつですね。 「そう! これがいいんだよね」 ●お尻痛そうだけど、楽しそう! 「馬は生きているでしょ。乗り物ではなくて生き物なんですよ。で、その生き物とうまく会話ができたときに、人馬一体の状態になってすごく楽しくなる。それをやりながら、馬の速度に合わせて動くっていうのがいいんだよね!」 ●モンゴルでは自然満喫、人情満喫ですね! 「教室も諸々、これから考えてやりたいと思います」 ●では、開村準備ができて「やるよー!」ってなったときには、フリントストーンでも改めてお知らせしたいと思います。 「6月あたりにはかなり詳しい情報をお伝えできると思います」 ●楽しみにしています! 風間さん、「エコバイク抹茶親善大使」に!?●今年も地球元気村の活動で大忙しの風間さんですが、実は、冒険の計画もあるそうで、エコバイクでの旅の計画もあるとか? 「ええ。考えてみれば、もともとバイクってエコなんですよ。燃費よく走るでしょ。大体、どんなバイクでも1リットルで20キロは走るからね。いいバイクだったら60キロくらい走るからね。そのエコ度をさらにガーっとアップして、リッター200キロくらい走っちゃおうかなって。もうすでにあるんだけど、そういうオートバイを開発して、地球で一番広いユーラシア大陸を横断したいなっていうのが昔からの夢なんですよ。でも、どっちかというと軟弱なわけ。『ただ走るなんてつまんないなー』って思ったけど(笑)、もうそれをやってもいい年になったからさ(笑)。ガハハハ! だから、今年あたり抹茶持って行ってこようかなって思ってね」 ●では、抹茶を持ってユーラシア大陸を旅するんですね。 「そうです。エコバイク抹茶親善大使。いいでしょ?」 ●おぉー! 万先生が? 「そうですよ。万・茶太郎先生がね」 ●それはいつ頃行く予定なんですか? 「夏前には行きたいんですけどね。6月に入ったら行きたいと思って準備しています」 ★ ★ ★
●万・茶太郎先生に私、億・茶子(風間さんの「万」を超えるという意味でエイミーがつけた名前)が謹んで、お手前を立てさせていただきましたので、だまがないことを祈り、飲んでいただきたいと思います。 「飲んであげよう!(笑)」 ●いかがでしょうか? (ゆっくりとお茶を飲む風間さん) 「すごくおいしいね!」 ●本当に? 「本当においしいねー」 ●ありがとうございます。 「お茶は春がいいのかな」 ●「エイミー&深ちゃんの日本の心、野点の心」と題して、風間さんにお声をかけていただいて、「頻繁にやろうね」って言って、2年ぶりのまだ3回目なので、今後はこれを機に頻繁にやりたいですね! 「お茶を云々するのではなくて、お茶を戴きながら、気持ちがいいから話に花が咲くでしょ。そういうわけで、本当は月に1回くらいはやりたいんだけど、ダメかな?」 ●風間さん次第です! 「ま、2ヶ月に1回はやりたいですね」 ●ねー! 「最低でも、四季に1回はやりたいね」 ●で、最低でも年に1回はやりたいですね!(笑) 「だんだん遠ざかっちゃいけないね(笑)」 ●(笑)。今年も地球元気村はモンゴルの開校もありますし、国内でも暖かくなるにつれて、あちこちで開催されるんですよね。 「うん。今年も元気村はやりますよ。今年で20年になるのかな。長いよねー。フリントストーンも16年でしょ?」 ●16年目です。 「僕、16年前っていったら若かったですね(笑)。あの頃、辰野さんなんていったら無名だったもんね(笑)。最近は有名だけどさ(笑)」 ●今じゃ、笛吹きおじさんですからね(笑)。アウトドアとか自然とか環境って、問題も増えましたけど、それに対する人々の意識も少しずつ変わってきているなぁって思うんですよね。 「すごい変わったよね。でも、変わって、僕らは自然のことについてすごく理解したけど、この温暖化はなんだろうというね。だから、僕らがこの10年で急に自然のことを理解して、少し身なりを整えたところで、今まで蓄積してきた地球へのインパクトっていうのが、温暖化っていう形で返ってきているよね。なんといっても、地表の温度だからね。CO2がすごく多くなって、地表の温度が徐々に上がってしまって、この20年で0.8℃上がったっていったよね。で、3℃上がったら、地球上の3分の1の人間達が生命的な危機に瀕するらしいからね。もちろん、死者も出るしね。でも多分、そういうところまでいかないと、人間は改めないんだよね。なぜかっていうと、やっぱりおいしいものはおいしいじゃない。それから、いい気持ちになりたいっていうのはやめられないんだよね。よほど、それよりもひどい目に遭わないと、僕達は変わらないんだろうなぁって思う。そして、そんなに利口じゃないからね。おっと、急に真面目な話になっちゃったね! 4月1日なのに、ダメだこんなんじゃ!(笑) ガハハハ!」 ●ホラ吹きまくりで、花見まくりで、お茶飲みまくりのはずだったのにね(笑)。 「そうでしょ? 俺はそのために来たんだから!(笑)」 ●番組的にはそろそろお別れの時間も近づいてきました。 「そうなんですか? やだなー。いつも短いんだよ、この番組は(笑)」 ●すみません!(笑) 今日はどうもありがとうございました。 「おいしかった! ありがとうございました」 ■このほかの風間深志さんのインタビューもご覧ください。
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ブログ「KAZAMA WORLD BLOG~風間深志 今日も元気です」
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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」
M1. 春の歌 / スピッツ
M2. APRIL COME SHE WILL / SIMON & GARFUNKEL
M3. HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW / OLIVIA NEWTON-JOHN
ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」
油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」
M4. APRIL'S FOOL / THE MERRYMAKERS
M5. 地球は元気 / 地球元気村の仲間たち
M6. 真心おたがい様 / 地球元気村の仲間たち
M7. SO MUCH IN LOVE / TIMOTHY B. SCHMIT
エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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