2008年9月7日

東京工業大学・教授の本川達雄さんに聞く「サンゴのはなし」

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンは、本川達雄さんのインタビューです。
本川達雄さん

 歌う生物学者としても知られる東京工業大学・教授の本川達雄さんをお迎えし、不思議なサンゴのお話やサンゴの歌もお届けします。

サンゴと褐虫草は持ちつ持たれつの関係

●ご無沙汰しております。本川先生とザ・フリントストーンはもう長いお付き合いになりますね。

「もう5回目だそうですね」

『サンゴとサンゴ礁のはなし』

●はい。そのたびに色々なお話をうかがって、初めて出ていただいたときから、私たちスタッフの中に「♪生き物は円柱形~、円柱形!」っていう歌がインプットされたわけなんですけど(笑)、そんな本川先生が先頃、中央公論新社から「サンゴとサンゴ礁のはなし」という本を出されたということで、今回はサンゴのお話をうかがっていきたいと思います。サンゴっていうのが動物で、褐虫草という植物プランクトンと共生しているっていうお話は私たちも聞いたことがあるんですけど、サンゴって動かないので、何度聞いても動物っていうイメージが湧かないんですよね。

「だって、動かないんですもの。あれ、石の塊ですよ。形も木の枝みたいなのとか、真ん丸い塊だとか、あれは全部石灰の塊なんです。その中に穴が開いていて、小さなサンゴ虫っていうのが入っているんですね。でも、動かないので、動物らしくないですよ。なにせ、動物っていうのは動いて飯を探してうろつくわけですよ」

●だから、漢字で「動く物」って書くわけですもんね。

「動かなかったら飢え死にしちゃうんだもん。で、植物っていうのは、漢字で木へんに真っ直ぐでしょ。だから、真っ直ぐ立って動かないのが植物なわけ。なぜ、植物が動かなくていいかっていうと、あれは太陽の光を浴びて、日向ぼっこをしていると光合成をする。それで自前で食べ物を作る。だから動かなくていい。でも、動物は動かないと飢え死にしちゃう。ところが、サンゴは自分の体の中に植物を飼っているんですね。培養しているんですよ。で、植物から食べ物を得ているわけです。だから、動かなくていいんです」

●なるほど! 動物ではあるけど、動く必要がないから、動いていないだけなんですね。

「そういうことですね。自分の菜園を体の中に持っているんですね。すると、自分は日向ぼっこをしていればいいわけですよ。ただし、太陽が当たらないとダメですけど、日当たりのいいところの海底で動かないでいたら、たちまち食べられてしまうんですよ。なにせ、サンゴ礁って魚がいっぱいいますからね。だから、石の家の中に入っていないと食べられてしまうんですね。ですから、立派な石の家を作るわけですよ。それが、太陽の光に当たりやすいように、木の枝の形になっていたりするんですね。木っていうのは、太陽の光が当たりやすいように高層建築になって、枝を伸ばしているんですね。ちょうど、そういう形になるわけですよ。ですから、サンゴは石造りの木の枝のマンションみたいなのを作ってしまうわけですよ。で、その中に褐虫草を住まわせているわけです。すると、家賃をいっぱいもらえるというわけですよ。でも、ただ家を作るだけではないんですね。熱帯の太陽ってものすごく紫外線が強いんですね。紫外線っていうのは殺菌灯なんかに使うわけで、やっぱり毒なんですよ。そうすると、紫外線カットのフィルターを褐虫草の上に作ってやるわけです。ですから、紫外線カットのサンルーフつきのマンションを作って、その中に褐虫草を住まわせてやるわけですよ」

●褐虫草とサンゴの関係っていうのは、持ちつ持たれつの素晴らしい関係なんですね。

「すごいんですよ。褐虫草っていうのは植物ですから、栄養がないとダメなんですね。栄養っていうのはつまり、動物の排泄物があると栄養になるわけですよ。すると、サンゴは褐虫草から食べ物をもらうんだけど、動物プランクトンを捕まえて少しは食べます。で、その排泄物をそのまま褐虫草にあげるんです。すると、褐虫草はそれを栄養としてもらえる。つまり、サンゴはトイレに行かなくてもいいんですよ。食べたらそのまま褐虫草が処理してくれるわけです。で、褐虫草っていうのは、光合成をすると、二酸化炭素を取り込んで酸素を出します。で、サンゴのほうは呼吸をすれば、二酸化炭素を出して酸素を取り込む。僕らは呼吸をしないと死んでしまうでしょ。でも、サンゴは褐虫草が酸素をくれて、二酸化炭素をとってくれるわけ。だから、呼吸をしなくても生きていけるわけ。こんなにいい話ないですよ。家だけ作ってあれば、何もしなくても褐虫草が全部くれるっていうわけですよ。栄養状態もいいから、どんどん石の家を作って、サンゴと褐虫草がどんどん増えていっちゃうわけです。それがどんどん増えていくと、サンゴ礁の島になっちゃうわけ。で、その上に僕らは住まわせてもらっているわけですよ。沖縄島なんてサンゴ礁で出来た島ですからね。だから、オーストラリアの東海岸に2000キロ、グレートバリアリーフって世界最大のサンゴ礁がありますけど、あれは月からも見えるそうですよ。だから、生き物が作った地球最大の建築物っていうのは人間が作ったものじゃないんですね。サンゴなんですよ。ですから、勉強すれば勉強するほど尊敬しますね」

サンゴ礁とダーウィンの関係とは!?

●サンゴってお話にあったように木の枝のように伸びるやつとか、テーブルのようなやつとか、色々な形があるんですね。

「ええ。基本的なパターンがありますね。木の枝みたいに枝分かれしたやつとか、葉牡丹みたいなのもありますよ。こういうのは光が当たりやすいような形なんですね。ただし、細い枝とか、葉牡丹みたいなやつっていうのは、波がドーンって当たると折れちゃうんですね。だから、波当たりの強いところでは、枝がすごく短くなって、テーブル状に敷き詰められたようなものとか、あとは地面を這うようになっているとか、塊状のやつとか、こういうのは波が当たっても壊れないんですよ」

●そんなサンゴの子孫の残し方、産卵っていうのは、一斉に卵をブワーッと産んでいるのを映像で見たことがあって、以前、田中律子さんも「すごくキレイよ!」っておっしゃっていたんですけど、あれは全サンゴの全種類が満月の夜に一斉に産卵するんですか?

本川達雄さん

「大体、夏の満月辺りなんですけど、全部ではないです。やっぱり、例外というのは必ずいるんですよね。でも、7割くらいは大体同じ日の似たような時刻にみんな産卵するんですよ。これは、すごいですよ。卵がかたまってバンドルっていうものになったピンクのものがダーッと生み出されると、海の上に上がっていくんですよね。それで、一番上でパーンとはじける。本当に花火みたいなものですよ。で、海がピンク、真っ赤になります。凄まじい話ですね」

●それだけ一斉に産卵をして、それがどうやって子孫に繋がっていくんですか?

「卵と精子が両方束になっているんですけど、色々なサンゴから出てくるから、はじけて違う親からの卵と精子が受精するんですね。で、違う種同士のものは、交雑しないということになっています。で、なぜみんな一斉に産卵するのかっていいますと、やっぱり卵はおいしいものですから、産めばみんな魚にパクパク食べられちゃうわけですよ。でも、一斉に産卵したら、捕食者が満腹になっちゃって、もう食えなくなるというのがひとつの考え方ですね。あとは、みんなでタイミングを合わせて産卵すれば、卵と精子が合体する可能性が高くなります。だって、サンゴは歩いていけないですから、相手を見つけるわけにいかないんですね。そうすると、ちゃんと産み出したときに、他のサンゴも産み出してくれないと困るわけですね。ですから、タイミングを合わせておけばいいだろうということで一斉に産卵しているようなんですね」

●本川先生が書かれた「サンゴとサンゴ礁のはなし」という本の中で私がすごく興味深く読んでいたのが、進化論でおなじみのダーウィンとサンゴ礁には深い関わりがあるということで、本川先生の本で初めて知りました。

「ダーウィンって若いときにビーグル号って船に乗って世界一周するわけですよね。それで、ガラパゴス島に行って、色々な島毎に生物が違うっていうのを見たんですけど、そのほかにもサンゴ礁を見ているんですね。すると、サンゴ礁にはよくあるドーナツ型の環礁(かんしょう)っていう真ん中が抜けた島があるでしょ。ああいうのがあるかと思えば、沖縄なんかはそうなんですけど、島の脇に裾どるようにある裾礁(きょしょう)っていうのもあるし、それから、グレートバリアリーフみたいにバリアリーフ(堡礁:ほしょう)っていう、大陸から何キロも沖合いに発達するサンゴ礁という、基本的にこの3つのタイプのサンゴ礁があるんですね。そういうのもダーウィンは見ているわけです。すると、ダーウィンの進化論っていうのは、『今、この地球上にこんなにたくさん色々な生き物がいるね。どうしてこんなにいっぱい生き物がいるんだろうか?』って考えたのが進化論なんですね。そうすると、時間と共に生物が変わっていく。そうすると、適者生存の選択圧がかかってくる。すると、色々なものが出来てくるっていうふうに考えるわけですけど、その進化論を出す前にダーウィンは、サンゴ礁の構造の論文を書いているんですね。すると、3つ違うサンゴ礁があるということが分かる。『これは全然別なものなんだろうか、同じものなんだろうか?』って考えたら、実は裾礁から堡礁になって、環礁にっていう時間の順番を考えて、すると、島がだんだん沈んでいくのね。そして、サンゴが上のほうへ伸びていく。そういうことを考えると、3つの全く違った形のサンゴ礁が等質的に理解できる。これを、ダーウィンの沈降説っていうんですけど、物が変わっていく、そうすると、今ある違うものが等質的に理解できるんだって思考のパターンみたいなものを、彼はサンゴ礁で『これでやれば、世の中分かっちゃうんだ!』っていうことに気がついたんですね。で、それを進化論に当てはめたんですね」

真の豊かさとは!?

●サンゴといえば今、沖縄をはじめ、世界のサンゴが白くなる白化現象が問題になっていますね。

「サンゴの白化ですね。褐虫草ってもともと褐色なんですね。それがたくさん入っているから、サンゴは基本色が褐色なんですね。これが、ストレスがかかると、褐虫草が逃げていっちゃうんです。温度のストレスとか、非常に強い光とかで、褐虫草がみんな逃げていっちゃうわけです。すると、褐色が抜けて白っぽくなっちゃうんですね。これを、白化といいます。すると、食べ物をくれる相手がいなくなりますから、白化が長引くと、サンゴが栄養不足になって死んでしまう。これが、世界中で問題になっているんですね。で、なぜ白化しちゃうのかというと、実は答えはないんです。温度が1度とか2度、水温が高いと、抜けていっちゃう。寒くても出るんですけどね。だけど、なぜ2度くらい上がっちゃったら、褐虫草が逃げてしまうのかっていう理由はまだ分かっていません。でも結局、サンゴと褐虫草っていうのは絶妙のコンビなんですね。でも、これも『仲良くしようね』っていう話だけじゃなくて、お互いに見返りがあるから相手の面倒を見ているわけでね。でも、この地球温暖化はまさに人間が引き起こしているものですからね。1998年に大きなエルニーニョ現象があって、世界中のサンゴ礁がバタバタ白化して、みんなやられちゃったわけで、それに対して人間側にとても責任がある話なので、このまま少しずつ温度が上がっていくと、みんなどんどん白化するようになるんじゃないか。そうすると、サンゴ礁はもうダメなんじゃないかっていう心配がされていますね」

●本川先生は、「サンゴやサンゴ礁には環境問題を解決するヒントがある」というキーワードを挙げていらっしゃいますけど、これはどういうことなんですか?

「サンゴ礁をこのまま放っておくと地球温暖化でやられてしまうだろう。実は温暖化を止めるっていうそういいアイディアはないんですよね。みなさん、色々おっしゃるけど、技術開発もあるでしょうけど、そう簡単にはいかないだろうと。僕も本を書くときに、どうしたらサンゴ礁を守れるか? って世の中、偉い人が色々書いているんですけど、それを見ても『結局、打つ手がないよね』って思いながら、昔、僕が沖縄にいたときに、瀬底島っていう島にいたんですけど、浜辺を歩いていたら、ちょうど瀬底の漁師が浜で泡盛を飲んでいたんですね。で、行ったら、何も言わずに泡盛を入れた茶碗をすっと出してくれるわけですよ。で、もらって飲んで茶碗を返すと、彼もまた飲むっていう感じで、それを何回かやっているうちに、『いやぁ、借金をしていい船を買えば、そりゃ儲かるのは分かっている。でも、そんなことをしたら、こうして夜飲む泡盛の味がまずくなる』って言うんですね。『あぁー、これだよなぁ』って思いましたね。結局、そりゃ借金していい船買って魚をたくさん獲れば儲かるだろうけど、これはある意味ではむさぼりで、欲望なんですよね。で今、つましいながらも借金もなく、何のわずらいもなく、夜に一杯の泡盛が飲める。これぞ幸せって思えるのが一番の賢い生き方なんじゃないかっていう気がしたんですね。で、こういうサンゴやサンゴ礁の話を書くときに、一番の基本のところには南の発想というのがあって、サンゴ礁っていうのは非常に賑やかなところだし、色々なものがあるっていう意味で豊かなんですね。北のほうは同じものがたくさんあるんですよ。量だけ多いのがなんとなく豊かっていう感じなんですね。その豊かさが違うような気がするんですね。ですから、何が豊かかっていうことを、もうちょっと南風の豊かさに、我ら北のほうの人間も学んでいけばいいんじゃないのかなぁっていうメッセージを、この本の最後のほうに書いておきました。やっぱり、技術だなんだっていうことだけで環境問題を解決しようっていうわけにはいかないような気がするんですよね」

生き物の種類が多いほど地球は豊か

●本川先生は「サンゴとサンゴ礁のはなし」という本以外にも、そうえん社から本川先生の歌が基になった「生きものいっぱい ゆたかなちきゅう」という絵本も出されていらっしゃいます。まず、この本の基となった歌を聴いていただきましょう。

ちきゅうの上に 180万 いろんな生きもの いっぱい生きている
イヌタデ ネコハギ ネズミノオ ブタクサ ウシクサ ヒツジグサ
スズメノエンドウ スズメノテッポウ スズメノカタビラ カラスウリ

ちきゅうの上に 180万 ちがった名前の 生きもの生きている
こんなにいっぱい 名前があったら おぼえてなんかは いられない
めんどうくさいな やになっちゃうな どうしてこんなに いるんだろう

ちきゅうの上に たったの1しゅるい クサという名の 草しかなかったら
クサクサクサクサ みんなクサ どこまでいっても クサばかり
おぼえるくろうは ないけれど なんだかさみしい あじけない

ちきゅうの上に 180万 ちがった生きもの みなちがった名前
いくらかずが おおくても おなじしゅるいだけならば ゆたかとはいえぬ
たような生きものと いっしょにくらすから・・・
せかいは にぎやかで こんなに こんなに こんなに ゆたか

© Tatsuo Motokawa

●非常にかわいらしい曲なんですけど、これを聴いて、それだけ多くの種が生きているかが分かるような曲ですね。そもそも絵本になったいきさつはどんな感じだったんですか?

『生きものいっぱい ゆたかなちきゅう』

「今、生物多様性が奪われていて、これは大問題なわけですね。で、生物多様性条約なんていうのも出来て、これも大変、由々しき話なので、子供達にもメッセージを伝えなきゃいけないというので、こういう生物多様性を大事にしようねっていう本を何かで書いたところに、1曲作ってくれっていわれて、生物多様性の子供達へのメッセージ・ソングを作ったんですね。で、これも、同じものの数が多いのが豊かだっていうのが、今の僕らの北の発想なんじゃないか。そうではなくて、『違うものがいっぱいあるのが豊かなんだよ。同じものがたくさんあったって、つまらないんじゃないの?』っていうメッセージ・ソングなんですね。ですから、いっぱい違うのがあるから、地球がこれだけ豊かで賑やかなんだって子供達に教えるには、やっぱり歌で歌うのが一番残りやすいんじゃないかと思って作ったんですね。それで、やっぱりキーワードをきちっと歌い込んで、これさえ身につければいいよって教えているんですね。『今、180万種あるんだよ』なんて歌えば分かるわけですから、それで作ったんですね」

●私、この歌で素敵だなと思ったのが、いいわけできなくなっているところなんですね(笑)。どういう意味かというと、「180万種類もいて、名前を覚えるの面倒くさいじゃん」って言いがちなんですが、でも、「全部がクサクサクサクサじゃつまらないでしょ?」って、覚えるのが面倒くさいといういいわけが出来ないように、歌いこまれているところが素敵だなぁと思いました(笑)。

「(笑)。生物学っていうのは、高校なんかでも『覚えなきゃいけないのがこんなにある』って文句を言われるんですね(笑)。『物理は式をいくつか覚えれば簡単なのに、どうしてこんなに覚えなきゃいけないの?』って文句を言われるんですね。だけど、『覚えるのが大変なくらいたくさんいるほど地球は豊かなんだ』っていつも言うんですね。『体の中だってホルモンがこんなにある。そんなにたくさんあって、複雑なことが出来るほど高級な体なんだよ僕らは』って言えば、覚えるのが大変なほど立派なんだ。これ、いいでしょ?」

●はい!

「生物学を教えるときにはこういう言い方をしないと、イヤって言われちゃうわけですよ(笑)」

●これからも本川先生は歌いながら教えていかれるわけですよね。

「ええ。今、1週間に1回ずつ衛星放送で、うちの大学から電波を飛ばしていまして、高校とか高専の生徒達も受けられるようになっているんですけど、毎回終わり毎に歌っています」

●今、作っていらっしゃる新曲はあるんですか?

「新しい講義をやるときに作るのであって、今はないですね(笑)」

●では、また新たな曲や本が出来ましたら、是非、番組にもお知らせいただければと思います。

「あ! 今、本を書いているから、1曲作らなくちゃいけないな」

●今度は何の本なんですか?

「私の専門のウニです。1曲作らないといけないですね」

●次回はウニの曲をウニの本と共に番組でご紹介させていただきたいと思います。楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。

このほかの本川達雄さんのインタビューもご覧ください。
AMY'S MONOLOGUE~エイミーのひと言~

 いつもとてもわかりやすくお話くださる本川先生。そんな先生がお書きになった本はスラスラ読みながら自然と内容が頭に入ってきます。また先生が作り出す歌も一度聴くと頭から離れないくらいインパクトがあります! でもなにより先生のお話をうかがうたびに感じることがあります。それは人間だけが特別なんじゃないということ。だって生きものはみ~んな円柱形ですものね!(笑) そしてもう1ついつも感じることは、本川先生のような先生が学生時代にいたらきっと私はもっと生物学に興味を持ったでしょうし、先生の歌を知っていたらきっともっと成績が良かっただろうということ(笑)。でもいくつになっても学べるわけですから、これからも“一、生きもの”として、己や仲間の生きものたちのこともっと知るために、本川先生の歌や本を通して勉強していきたいと思います。

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『サンゴとサンゴ礁のはなし』
『生きものいっぱい ゆたかなちきゅう』

東京工業大学教授・本川達雄さん情報

新刊『サンゴとサンゴ礁のはなし
中央公論新社/定価882円
 ロングセラー本『ゾウの時間 ネズミの時間』、そして“歌う生物学”の先生として有名な東京工業大学大学院 生命理工学研究科の教授、本川達雄さんが、Q & A形式などを取り入れ、サンゴとサンゴ礁をわかりやすく紹介。巻末には“サンゴのタンゴ”という歌の歌詞や譜面も掲載。「国際サンゴ礁年2008」の今年、皆さんもぜひ本川先生の本と歌でサンゴやサンゴ礁のことをもっと知って下さいね。
 

絵本『生きものいっぱい ゆたかなちきゅう
そうえん社/定価1,260円
 本川先生の同名の歌がもとになったこの絵本では、生物多様性の素晴らしさを、雑誌などでも活躍されている「ワタナベ ケンイチ」さんの、とてもかわいい絵とともに紹介。もちろん歌“生きものいっぱい ゆたかなちきゅう”の譜面も載っているので、歌いながら学べる絵本となっています。
 

 尚、本川先生は全国の小・中・高校・大学に出前講義を行なっているほか、一般の方を含めた研究生も募集中。詳しくは「本川達雄」さんのHPをご覧下さい。
 本川達雄さんのホームページhttp://www.motokawa.bio.titech.ac.jp/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. 生きものは円柱形 / 本川達雄

M2. 二人は仲間 / 本川達雄

M3. サンゴのタンゴ / 本川達雄

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M4. LIFE / DES'REE

M5. 生きものいっぱい ゆたかなちきゅう / 本川達雄

M6. SING / CARPENTERS

油井昌由樹ライフスタイル・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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