2009年6月28日

作家/バックパッカーの加藤則芳さんを迎えて
「危機的状況にある日本の国立公園を考える」

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは、加藤則芳さんです。
加藤則芳さん

 「日本の国立公園」の著者で、アメリカの国立公園にも詳しいバックパッカー、そして作家の加藤則芳さんをお迎えし、危機的な状況にある日本の国立公園についてうかがいます。

日本の国立公園の問題点・その1
「国土が狭いからこその管理の難しさ」

●2年ぶりくらいになりますね。ご無沙汰しています。最後に番組に出ていただいたときは、信越トレイルの取材のときで、私は実際にお目にかかることはなかったんですが、今日は日本の国立公園について色々とお話をうかがっていきたいと思います。まずは、改めて日本の国立公園の成り立ちについて教えていただけますか?

「そもそも国立公園の発祥の地はアメリカ合衆国なんですね。その中でも、名前はほとんどの方がご存知のイエローストーン国立公園が1878年にできた国立公園なんですけど、その後アメリカに国立公園が続々出来て、二番目に出来たのがヨセミテ国立公園。これは、イエローストンからさらに12年経っているんですけど、1890年に出来た国立公園なんですね。
 で、日本の国立公園が出来たいきさつとして、当然のことながら、発祥の地であるアメリカの国立公園をベースにしているんですね。で、私はヨセミテに入り浸っているんですね。これは、ジョン・ミューアを20数年来、色々研究していまして、彼は国立公園の父、ウィルダネスの父、自然保護の父といわれている人なんですね。彼の理念の元に出来た国立公園がヨセミテ国立公園で、1860年代後半からヨセミテがあるシエラネバダっていう4000メートル級の山が連なっているカリフォルニアをジョン・ミューアが放浪するんですね。で、彼が放浪する中でもともと彼は自然保護意識が高かったんですけど、具体的な理念が色々出てきて、それに基づいてできたのがヨセミテ国立公園。で、そういうものをベースにして日本も国立公園ができたわけですけど、非常に管理の仕方が難しい。

 アメリカやカナダの国立公園は、大きな国ですからここを国立公園にしようとしたときに、アメリカの場合は全てナショナル・パーク・サービス、国立公園局が管理しているんですけど、ほぼ全て国立公園局の土地なんですね。国の中の国立公園局が地主でもあり、管理人でもあるわけです。
 日本の場合は小さな国にこれだけ人間がたくさん住んでいますから、ここを国立公園にしようとしたときに、すでに人がたくさん住んでいるわけです。箱根の外輪山を思い浮かべていただくと、一番分かりやすいんですけど、外輪山は富士箱根伊豆国立公園の中の箱根エリアなんですね。そこに1万8000人くらいの人が住んでいるんです。それで、数百件の温泉施設がある。その人たちを追い出すわけにはいかないので、彼らの営業、彼らの生活圏、営為も含めて管理をしなきゃいけないというのが、日本の国立公園の難しさなんですね。

 ですから、ここを国立公園にしましょうとなったときに、そこに住んでいる人達がいるということは、当然、彼らの私有地がたくさんあるわけです。それから、国の土地っていうのはほとんどが林野庁が持ち主であると。環境省が持っている土地は、全国に29ヶ所ある国立公園の中でスズメの涙ほどしかないんですよ。その中で環境省が管理をしなきゃいけないという難しさがあるんですね。」

●アメリカから比べて、日本の国立公園っていう概念が誕生したのは随分後ですよね。でも、この狭い国土の中だからこそ、国立公園という概念を取り入れようと思っても、その素晴らしいエリアには人がたくさん住んでいるっていう。そもそもアメリカの国立公園の概念だったり、システムだったりっていうのは、そのまま取り入れようとすること自体に・・・。

「無理があったんです。ですから、イギリスだとか、韓国もそうですけど、そういう小さな国は日本と同じなんです。ゾーニング・タイプっていったりするんですけど、ここを国立公園にしようといったときに、現存している人の土地をそのまま国立公園としてゾーニングする。それを全部環境省(当時は環境庁)の土地にしちゃうっていうことじゃないんですね。それは、狭いところに人がたくさん住んでいる国としては不可能なんですね。」

日本の国立公園の問題点・その2
「マスメディア・企業の利益追求の影響による、
国民の自然保護に対する意識の低さ。」

●アメリカでは国立公園が観光地になっていて、情報も入ってきたり、一般的に知られていますけど、日本の国立公園ってそこまで知られているのか疑問ですよね。

「それがまさに大きな問題で、アメリカ人にとって国立公園っていうのは誇りなんですね。国立公園はアメリカ最大の発明だとも言われているんです。もちろん全員じゃないですけど、アメリカ人は国立公園を誇りに思っている。で、アメリカの子供たちは国立公園のレンジャーが憧れの的だったりするわけです。それは、子供の学校教育の中で国立公園っていうものが、かなり取り入れられているからなんですね。日本は国立公園というものが自然教育の中にあまり取り入れられていない。

 それからもう1つは、日本の国立公園は29あるんですが、それを観光地としてはあまり知らないっていう人がほとんどなんですね。ところが観光地として人がたくさん行く場所のほとんどが実は国立公園なんです。それは意識が低いだけのことで、自分が国立公園を歩いているという意識がない。
 例えば、山をやる人。今はブームが去っちゃっていますけど、百名山って一時期ブームになりましたよね。百名山の中の77座が国立公園の中にあるんです。ですから、百名山を目指して歩いている人の意識の中に、自分が国立公園の中を歩いているという意識がないんです。これは、アメリカ人ではありえないことなんです。で、この国立公園の意識が国民の中でさらに低下しているんですね。それの一番大きな理由が世界自然遺産、世界文化遺産を含めた世界遺産のブームです。ブームに火をつけたのはマスメディア。世界遺産自体は悪いことではない。これは、ユネスコから認められているわけですから、日本人として誇りに感じていいものなんですね。その陰に国立公園がどんどん追いやられていって、まずマスメディアが国立公園を取り上げることがほとんどなくなってしまいました。昔はテレビなんかでも国立公園特集みたいなのがあったんですが、今はほとんどないです。テレビをつけると毎日どこかのチャンネルで世界遺産のことをやっているんですよ。ところが、国立公園を探しても、1年間にいくつやるかなぁって程度です。」

●どうしてそこまで教育の中で国立公園というものが強調されなかったのでしょうか? その意識もどんどん低くなっているんですか?

「低くなっていますね。ひとつは先ほど言いましたように、マスメディアの意識が低くなっている。なぜ低くなっているかというと、新聞がお金になるかならないかで記事を書いているわけじゃないですけど、例えば雑誌、国立公園の特集を組んでも、どれだけ読んでくれるか。今、世界遺産の記事を組めば読んでくれるんです。そうすると、一気にそっちへ流れてしまう。世界遺産ブームですね。
 かつて日本のどこも世界遺産に登録されていなかった頃は、日本の優れた風景地は国立公園だったわけです。だから、国立公園っていう特集があったりしたわけです。今、国立公園を特集しても読んでくれない。世界遺産の特集だったら読んでくれるから、雑誌なんかもみんなそっちへ行く。テレビ番組も視聴率を稼ぐためにそっち側へ行く。メディアがみんなそうだから、国民の意識も当然ながら下がっていくっていうのが今の状況ですね。」

●そういう意味でいったら環境省にもっと頑張って欲しいですよね。

「そこにまた問題がありまして、つまりまともにいい管理が出来ていないっていうのが現況なんですね。で、これが例えば、今、日本で大きな自然保護団体っていったら、野鳥の会とか、日本自然保護協会とかがあります。あと小さな自然保護団体っていうのは日本にたくさんあるんですけど、日本自然保護協会なんかは、あれだけの組織ですから国に対して色々と提言したりしていますけどね。地方の小さな団体なんかは『環境省はろくなことをしていない』って文句ばかり言っているんですね。私に言わせると、クリエイティヴな提言をしないで、文句ばかり言っているっていうのが問題だと思っています。

 自然保護システムの優れた国っていうのは、アメリカがそうなんですけど、アメリカってブッシュの時代は環境問題では最悪の国でしたよね。今、オバマさんの時代になって全く違う方向転換をしているのでいいんですけど。ブッシュの時代であっても、環境問題全般でいうとひどい政治をやっていましたけど、自然保護に関してはアメリカって世界で最も優れている。それは、国立公園っていう優れた自然、システムがきちっとあるからなんですね。しかも、それを守るための市民の意識が高い。で、アメリカは日本の規模と比べ物にならないくらい大きな自然保護団体がたくさんあるんですけど、日本と違うのは、彼らは国に対して色々な政治的提言をしているんですね。自然を守るためにはシステムを作らなきゃいけない。システムを作るためには政治家を動かさなきゃいけない。国が何かをしなきゃいけない。で、どこの国でもそうなんですけど、国が積極的にやらないんですね。というのは、それが政治家でいうと、票に繋がらないから。企業もそういうところを応援しない。お金に繋がらないから。国交省だとか厚生労働省だとかそういうところは、仕事に直結しますから企業が応援団としてあるわけですよ。環境省を応援しても全然金にならないから応援団がいない。では、環境省を応援しなきゃいけないのは誰かっていうと、市民なんですね。ところがさっき言ったように、日本では市民が政治的にクリエイティヴな提言をすることがあまりないんですね。」

日本の国立公園の問題点・その3
「地方分権問題・保護と利用のバランスの難しさ、
そして認知度の低さ。」

●加藤さんから見て、日本の国立公園の問題点って他にどういったところが挙げられますか?

「やはり一番大きな問題は人がいない、お金もないっていうところに全部繋がってくるんですね。で、先ほど言ったような難しい管理をしなくちゃいけないっていうのが国立公園なんですけど、どこの国でも割とそういう傾向があって、公務員は色々なところに赴任しますね。すると、1年半から3年でどんどん変わってしまうんです。そうすると、地元の人から見たら、自分ところの国立公園に赴任してきた人が2年で異動してしまうんですよ。そうすると、そこの自然を把握しないまま、2年経って、ようやく分かってきたかなっていう頃に次の人が来るわけです。すると、地元の人は『あいつら、何も分からない』って見方をするわけですね。そうすると、信頼されないんです。ですから、レンジャーは自然を管理する仕事ですから、一番しなきゃいけないことは、そこの自然のことを把握するっていうことと、人の動きを把握するという両面。これ、2年じゃ絶対に出来ないんですね。そのためには、小さな組織の中、少ない人数で回さなきゃいけないから、ひとつのところに長くいられないっていう理由がある。だから、人を増やさないと出来ないんですよ。

 で、去年大きな問題になったんですね。大きな問題になったんですけど、日本人のほとんどの人は知らない、専門家ですら知らないっていう事実があったんです。この言葉は多くの人が知っていると思うんですけど、地方分権改革推進委員会っていうのがあって、ここで色々な地方分権の討議がされていたんですね。地方分権ってとても大切なことです。私も地方分権は色々な意味で賛成なんですけど、実はこの中で国立公園の管理を地方自治体に任せましょうっていう討議がずっとされていたんですよ。で、それは先ほど言いましたように、地元から見たら国は何もしてくれない。だったら、俺らが出来ちゃうじゃないか。つまり、知事、知事会が地方分権改革推進委員会にオファーしたんですね。ただし、その知事の中でも元千葉県知事の堂本暁子さんと私、国立公園をテーマに対談したんです。彼女は知事なんだけど、国立公園の重要性を本当にわきまえている方、よく分かっていらっしゃる方なんです。だから対談したんですね。彼女はなぜ国立公園の重要性を分かっているかというと、生物多様性の専門家なんです。自然のことを非常によく分かっている。なぜ、そういうことの専門家かというと、大学時代に山岳部で散々自然の中で遊んだ人だからなんですね。政治家、あるいはお役人さんで自然のことを分かってどっぷり浸かって、物を考える人が少なすぎるんです。自然を考えるためにはそこに浸かっていなきゃいけない。堂本さんはそれをやっていた人だから、知事会の中でも反対していたんです。非常に危機意識を持っている。

 で、国立公園の管理を地方に任せるとどういうことになるかというと、自然ですから、生態系や生物多様性などグローバルな視点で物を考えなきゃいけない。環境省は少ない人数と予算の中で一生懸命やっているのは、自然と利用とのバランスをどうやってとったらいいかということを、懸命にやっているんですね。それは、グローバルな視点でやっている。管理が地方にいってしまうと、地方の政治というのは当然のことながら、県でいうと県益、県民の益を考えて物を考えるんですね。もちろん自然保護というのもそれぞれの地方自治でやるんですけど、バランスが一気に崩れて、国立公園の中にボンボンとビルが建ったりしてしまう恐れがある。
 話し始めると長くなってしまうんですけど、地域が色々分かれて、非常に脆弱な自然だから、利用よりも遥かに保護という要素を中心に考えているエリア、特別保護地区っていうんですけど、それから、一番ゆるい地域は普通地域っていうんですね。ここは、自然規制をしちゃうと大変。つまり、人がたくさん住んでいる。町があったりする。そこは、普通地域として緩やかな規制をかぶせている。例えば、県益を考えれば、そこはビルがボンボン建ってしまう可能性もあるわけです。それから、リゾート開発もいくらでも出来ちゃうんです。リゾート法という法律が日本にはありますから、これを利用して出来ちゃうんです。今、懸命に保護と利用のバランスを考えながら、国が管理しているところも、管理を地方に任せてしまうと一気にバランスが崩れてしまう可能性がある。

 で、こういう討議がされていたということを、国民の99.9パーセントが知らない。で、自然保護の専門家でさえも知らない人のほうが多いんです。なぜなら、そういう討議が行なわれているということを、大手の新聞社、テレビ局は知っているにもかかわらず、一切と言って大げさじゃないくらい記事にしていないんです。地方にいってしまうとバランスが崩れるという意識が取材している人たちにないから記事にしないんです。」

日本の国立公園の問題点・その4
「日本の国民が入域制限を受け入れていない。」

●色々大変な状況にある日本の国立公園なんですけど、私たち市民が「国立公園に行こう!」と思ったら、気軽に行ける場所なんですか? アメリカでは国立公園に入るのにパスが必要じゃないですか。

「そうですね。入園料という形でお金も取られます。日本には入園料がかかるところは一つもないですよね。アメリカでは入園料をとることによって規制になっています。それから、分かりやすいのは、ヨセミテでいうと、日本になくてアメリカにある概念なんですが、フロント・カントリーとバック・カントリーっていう概念があるんですね。で、日本人も観光客としてたくさんヨセミテに行きますけど、99パーセントはフロント・カントリー、つまりヨセミテ・ヴァレー、ヨセミテ渓谷に行くんです。それはヨセミテ国立公園の中の1パーセントの面積でしかないんです。そこに日本人も含めて世界中の観光客の99パーセントが、その1パーセントのところに行っているんです。そこがフロント・カントリー。つまり、フロント・カントリーっていうのは、誰でも行けるところ、車でドライヴして行けるところ。バック・カントリーは歩いてしか入れないところなんです。それがヨセミテ国立公園の99パーセント。で、そこに行く人はヨセミテ国立公園に行く人全体の1パーセントなんです。」

●そこに入るためにはパスも必要なんですよね?

「パーミットが要るんですね。日帰りはOKなんですけど、1泊以上するときはパーミットが要るんです。」

●日本の場合っていうのはどうなんですか?

「実は数年前に自然公園法の法律の中に利用調整地区っていう制度を取り入れたんですね。初めて利用調整地区という制度で、ようやく入域制限ができるようになったんです。それまでは法律で入域制限が出来なかったんです。ただ、上高地とか尾瀬なんかで大分前から行なわれていたのは、マイカー規制。途中でマイカーを停めて、そこから公用のバスで入るということはしていたんですね。ただ、それは強制的な入域制限ではないわけですよ。お金を出して乗り換えをすれば誰でも行けるわけです。利用調整地区っていうのは人数制限なんです。ここは1日何人以上入れませんよっていう入域制限が、ようやく日本もできるようになったんですね。ところが、7年くらい経っているんですけど、いまだそれが適用されているのは大台ケ原の吉野熊野国立公園の中の西大台っていうエリアだけなんですね。これも話し始めるとキリがないくらい色々問題があって、7年経ってもそこしか適用されていないんですけどね。
 もう1つは、日本の国民がまだ入域制限を受け入れていないんですよ。で、その西大台もそういう制度をしていて、それまではオーバー・ユースがあったので入域制限をしているんですけど、1年半くらい経った今、1日に何人までっていう定員に達していないんです。行くほうが拒否しているんです。」

●今まで多すぎたから規制したのに、規制した途端、減ってしまっているんですね。

「手続きが面倒臭いっていう理由もあるんですけど、でも欧米ではそれが当たり前のことなんです。自然を守るためには入域制限が当たり前だっていう意識を国民みんなが持っているから、面倒な手続きをしてでも行くんです。」

●それを考えると、自然遺産なんかの場合は、屋久島なんかも規制に関しては、みんな受け入れているじゃないですか。

「ただ、人数制限とかはないですからね。日本の法律で自然遺産を守っているわけじゃないですから。ただこの問題も難しいのは、例えば、屋久島も国立公園なんですね。もともと国立公園だったところは今も国立公園であり、なおかつ世界遺産というのが被されているわけです。ですから、自然公園法で謳われて、なおかつ利用調整地区制度を適用できるようになったわけです。で、屋久島で人がたくさん行くところは縄文杉ですよね。ここもすごくオーバー・ユースなんですね。去年1年間で10万人を越えています。完全にオーバー・ユースですから、適用すれば可能なんだけど、できない難しい問題っていうのが、お客さんが来ることによって食べている人達がたくさんいるからなんですね。だから、環境省としても彼らの生活圏も守らないといけないので、無碍にそういうところに適用できないっていう要素もあるんです。」

●本当にクリエイティヴな発想を持って、どういうバランスで、どういうルールを作って、どういうことをやっていけばいいのかっていうのを考えていかないと、日本の場合は難しいですね。

「難しいですね。」

●まだまだこの国立公園問題っていうのは奥が深いですし、課題も山積みなので、定期的に加藤さんにお話をうかがっていければと思っていますので、今後もよろしくお願いします。

「こちらこそよろしくお願いします。」

●今日はどうもありがとうございました。

このほかの加藤則芳さんのインタビューもご覧ください。
AMY'S MONOLOGUE~エイミーのひと言~

 加藤さんは「人と自然がいかに共生するか(保護と利用)という観点からみると、国立公園はとてもいい物差しになる」とおっしゃっていました。
 そんな日本の国立公園に対し、私たちはあまりにも意識が低すぎる。メディアの人間としてもっともっと紹介するべきだとスタッフ一同、とても反省しました。
 ちなみに、夏休みに訪れる国立公園として加藤さんがオススメなのは、上高地。ここは環境省が所有する数少ない場所の一つで、フロントカントリー/バックカントリーがしっかり分かれている、とても“国立公園”らしい場所だそうです。皆さんも一度お出かけになってみてはいかがですか?

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作家/バックパッカー、加藤則芳さん情報

月刊誌『山と渓谷』連載
加藤さんは『山と渓谷』で「日本の国立公園を歩く」という記事を連載中。国立公園の現状や問題点などを書いてらっしゃいます。
『山と渓谷』の最新号「7月号」は、現在書店で販売中!

本『日本の国立公園』
平凡社新書/定価798円
 日本の国立公園の取材や関係者への聞き取りをまとめ、2000年に発表した本。
 

本『森の聖者~自然保護の父ジョン・ミューア』
山と渓谷社/定価1,631円
 百年前に北米シエラネバダ山脈を放浪し、後に「アメリカの自然を救った男」、国立公園の父/自然保護の父といわれるようになったアメリカのナチュラリスト「ジョン・ミューア」の自然哲学を記した本。
 

 加藤則芳さんの公式HPhttp://www.j-trek.jp/kato/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. SATURDAY IN THE PARK / CHICAGO

M2. ITCHYCOO PARK / SMALL FACES

M3. PARKLIFE / BLUR

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M4. WALKING ON SUNSHINE / KATRINA & THE WAVES

M5. IT DON'T COME EASY / RINGO STARR

M6. IT'S GOING TO TAKE SOME TIME / CARPENTERS

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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