2004年1月4日
エコプロダクツ2003 取材レポート・パート12003年12月に東京ビッグサイトでは「地球と私のためのエコスタイルフェア“エコプロダクツ2003”」が開催されました。この展示会は環境に対する負荷を低減した製品やサービス、つまり「エコプロダクツ」の普及を目的に開催されているもので、5回目を迎えた今回、出展した企業・団体は過去最大の416、3日間の入場者数も11万4千人を超え、まさに日本最大級の環境総合展示会に成長しています。 そんな「エコプロダクツ2003」を、この番組の取材班が今回も取材してきました。今月はそのレポートを4回に分けてお送りしますが、第1回目の今週は取材班が会場で感じた全体レポートです。 年々その出展規模が大きくなっていることもあって、大手の有名メーカーからベンチャー企業まで多種多様な企業が出展、新開発のエコ製品や技術、エコへの取り組みなどを積極的にアピール。今回のキーワードが「コミュニケーション」ということで、参加者との対話を通して製品の紹介を行なっているところが目につきました。また、例年よりも多くの小学生・中学生・高校生が社会科見学などで訪れ、各展示ブースで係の人の説明を熱心に聞いているだけでなく、会場中央の「環境コミュニケーション・ステージ」では高校生による環境問題に関する討論会なども行なわれていました。 そして今回最も印象的だったのは、環境NGO・NPO、市民グループの充実ぶり。50団体が参加し、それぞれに工夫をこらした展示と熱心な説明に共感を覚えました。さらに大学や高校のブースが増え、各学校で行なっているエコな取り組みを紹介。また、今回初めて、韓国企業の出展もあり、この展示会がアジア、そして世界規模になる可能性を示したといえます。 展示やステージ・イベントほか、各種エコ関連のセミナー、シンポジウムも同時開催された「エコプロダクツ2003」、来週からは取材班の目についた企業や環境団体のエコな製品や活動をご紹介します。 エコプロダクツのホームページ:http://www.eco-pro.com/ |