今週のベイエフエム/NEC presents ザ・フリントストーンのゲストは、モン吉さんです。
元FUNKY MONKEY BABYSのモン吉さんは、世界を旅するミュージシャンで、大のキャンプ好きで知られています。今回はそんなモン吉さんに、旅のエピソードやキャンプのお話をうかがいます。
※旅の写真:撮影 モン吉
●今回のゲストは、先月ソロ・ファースト・アルバム『モン吉1』をリリースしたモン吉さんです。よろしくお願いします!
「よろしくお願いします!」
●ステキな麦わら帽子を被って、タンクトップを着てネックレスをして、ファッションも素敵ですね。
「いい言い方をしてくれるとそうなるんですが、ただのズタボロなんですよね(笑)」
●(笑)。モン吉さんの旅好きは、ファッションからも感じます!
「旅に出ているときも日本にいるときも変わらないんですけどね(笑)」
●(笑)。その“旅好き”というのが非常に気になっていて、今までどんな国に行ったことがあるんですか?
「アラブと北米以外は大体行ってますね。全部の国を行ったわけではないですが、大体の大陸には行きましたね」
●(笑)。旅に出たキッカケも“好きだったから”なんですか?
「そうですね。一番最初に海外に行ったのは、ライブでフランスに行きました。FUNKY MONKEY BABYSのデビュー前に、日本とリールというフランスの都市の友好のためのイベントに出演するために行ったんですね。それ以来色々なところに行ってます」
●初めて行ったとき、何か響くものがあったんですか?
「初めての海外って結構衝撃ですよね。その衝撃をもう一度味わいたくて色々なところに行っているところがあると思います」
●そこから旅に出るようになったんですか?
「そうですね。ネパールやタイ、インドに行ったりしました」
●今まで印象に残っている旅先での出会いってありますか?
「インドで仲良くなった友達の家で、ノリでその友人の知り合いの結婚式に行きましたね(笑)」
●(笑)。旅先で仲良くなると、密な関係になれるんですかね?
「密かどうかは分かりませんが、向こうも“見てもらいたい”という気持ちがあるんでしょうし、僕も異文化に触れたいので“見たい”という気持ちがあったので、合致したんだと思います」
●今回のソロ・ファースト・アルバム『モン吉1』の中に「一期一会」という曲があるんですが、そんな“出会い”を題材にしたんじゃないかと思うんですが、実際はどうなんですか?
「旅だけではありませんが、こうやって仕事をしていても、出会いって大事ですし、ステキだなと思っているので、それを曲にできたらいいなと思って、作りました」
※ここで、放送では「一期一会」を聴いていただきました。
●この曲を聴いたとき、無性に旅に出たくなりました。旅に出たら、普段なら出会うことがない人たちと出会えるかもしれないじゃないですか。そんな旅に出たくなりました。
「そう言ってもらえると、曲冥利に尽きます」
●旅先では、どんな風に過ごしているんですか?
「FUNKY MONKEY BABYSのときも休みがあったらちょくちょく行っていたんですが、解散してからは1~2年は休もうと思っていたので、“ここの観光名所に行ったら、次はこの観光名所に行って・・・”という旅ではなくて、“起きたけど、やることないなぁ。じゃあ、近場を散歩するか”といった、予定に追われない旅をしていました」
●旅に出ると、「あそこに行かないといけないし、あれを食べないといけない!」といったように、やることに追われてしまうんですよね。
「それが嫌で、ゆったり過ごしたいと思って、そういう旅をしていました」
●そういう旅をすると、どんなことを感じますか?
「本格的にそこに住んだわけではありませんが、地元の人と同じような空気感やスピード感で過ごせていた感じがしました」
●暮らすように旅をしていたんですね。
「そうですね。昼間から道路の脇でプラスチックの椅子に座って酒を飲んでいるおじさんとかいるじゃないですか。そういうゆっくりな感じを自分も味わいたいと思って行ってました」
●価値観が変わりそうですね。
「変わればいいなと思っていました。日本に帰ってきたら“早いな”と思いましたね。流行りが廃るのも“早い”し、全てのことが目まぐるしいと思いますね」
●奥さんや友達と一緒に行っているときは、どういう風に過ごしているんですか?
「僕も奥さんもサッカーが好きなので、よくサッカーを見にいってました。強いチームは敵の陣地にしかいないんですよね。前半は目の前でずっと見られていたのが、後半は全く見られないんですよ(笑)。“こういうこともあるのか”と、新たな発見がありましたね」
●(笑)。よく、“ひとりで、美しいものだったり、素晴らしい体験をすることも大切ですが、誰かとそれを共有することもいい”といいますが、それはどうでしたか?
「そうですね。一人旅でいい所に行ったりすると、“家族に見せたい”という気持ちが先に来るので、“それなら一緒に行きたい”と思いますね」
●今までで一番家族に見せたいと思った景色はどこの景色ですか?
「ネパールの混沌とした景色を見せたいなと思って実際に奥さんと一緒に行ったんですが、彼女はダメみたいで、“やっぱり、人にはタイプがあるな”と思いましたね(笑)」
※モン吉さんは、キャンプもハマっているそうです。
「ずっと前から好きですね」
●どんなところが好きなんですか?
「最近ブームで、人気のキャンプ場はすごく混んでいるんですが、混んでいないキャンプ場もあるので、そういうところでキャンプをすると、“友達とこの自然を貸しきれる”という感じがして、贅沢な気分になれますね」
●そこで、どんな風に過ごすんですか?
「焚き火台に火をおこして、お気に入りのテントを張ります。最近、床のないタイプのテントにハマってます。そこにコットを敷いて、そこに寝るという感じです。もし、雨が降ってもコットなので、(雨が)中に入ってきても平気だし、サンダルや靴のまま(テントに)入れるので楽なんですよね」
●寝心地はどうですか?
「最高ですね!」
●キャンプといえば“ご飯”も楽しみの1つですよね!
「男同士だとすごく簡単な料理しかできませんが、家族と行くと、奥さんたちが作ってくれるので、“こんなのがキャンプで出てきていいのか”と感謝しながら食べてます」
●キャンプの一番の楽しみってなんですか?
「ホテルだと、“一室を貸しきる”という贅沢ですが、キャンプだと“目の前に広がっている自然を貸しきれる”気がするんですよね。この歳でそんな贅沢はなかなかないので、いいなと思いますね」
※世界を旅したモン吉さんだからこそ感じる“日本の魅力”はなんなのでしょうか?
「沖縄の離島や北海道って、世界中を見てもすごくよくて、“こんなにいいところはないな”って思いますね。僕はまだ見ていないところがいっぱいあると思うので、色々と行きたいですね」
●世界に行っている方は、みんな「改めて日本のよさを感じる」とおっしゃっているんですが、モン吉さんもそうですか?
「いいと思います。水がすごく豊かで、こんなに潤っている国は珍しいですね」
●日本にいると、水が当たり前にあるので、それをあまり感じないかもしれないです。今回のアルバムの中には、旅でゆったりと聴けると思った曲がありました。それは「Everything's Gonna Be Alright」なんですよね。
「色々なところを旅していて感じたんですが、レゲエがかかっているところが多かったんですよ。それで、J-POPとレゲエを合わせたものを作りたいと思って、作りました」
※ここで、放送では「Everything's Gonna Be Alright」を聴いていただきました。
モン吉さんに今回初めてお会いできましたが、とっても笑顔が素敵な方でした。そして、全身から出ている癒しオーラ! これは世界を暮らすようにのんびりと旅したモン吉さんだからこそ、出せるオーラなのではないでしょうか。このオーラはメロディーにも表現されていると思います。聴くとなんだか温かい気持ちになれるモン吉さんのソロ・ファースト・アルバム『モン吉1』をぜひ聴いてみて下さい。
ドリーミュージック/MUCD-1357/(通常盤)定価3,000円
ソロとなって初めてリリースしたこのアルバムは、モン吉さんらしい、親しみやすい言葉があふれる曲が満載。13曲収録。是非聴いてみてください。
そして、初のワンマン・ライヴハウス・ツアー「猿旅2016」が、9月30日(金)ZEPP TOKYOからスタートします! 12月まで全国をまわることになっています。
その他、モン吉さんの情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。