今週のベイエフエム/NEC presents ザ・フリントストーンのゲストは、国際環境NGO「グリーンピース・ジャパン」の石原謙治(いしはら・けんじ)さんです。
「グリーンピース」は、世界55以上の国と地域で活動するNGOです。本部はオランダのアムステルダムにあり、政府や企業から資金援助を受けず、独立した活動を行なっています。
「グリーンピース・ジャパン」は1989年設立。専門的な知識を持つスタッフが集まっていて、今回お話をうかがう石原さんは、プラスチックごみの海洋汚染の専門家で、「使い捨てから循環型の社会」を実現するためのキャンペーンなども担当しています。
ここ数年、世界的にプラスチックによる海洋汚染が深刻な環境問題として、ネットニュースや新聞などで取り上げられることが増えてきました。グリーンピース・ジャパンによると、1分ごとにトラック1台分のプラスチックごみが海に流れ込んでいて、ウミガメの52%がプラスチックの破片を飲み込んでいるそうです。
そこで今回は、石原さんにプラスチックごみによる海洋汚染の現状をうかがいながら、私たちに何が出来るのかを、みなさんと考えていきたいと思います。
※ペットボトルにレジ袋、お肉を乗せるトレーまで、ちょっと周りを見てみても、私たちはたくさんのプラスチックに囲まれて暮らしていますよね。とっても便利なプラスチックですが、今どんな問題になっているのでしょう?
「今、プラスチックによる海洋汚染が問題となっています。私たちが便利に使っているプラスチックですけれども、それらが海を汚しているということがわかってきまして、そうしたニュースが今、毎日のように流れています」
●本当に私も最近、そういったニュースをよく見ていますし、“プラスチックの使い方を考えなきゃな……”と思っているリスナーの方も多いと思うんですが、実際に廃棄されているプラスチックの量って、どれくらいなんですか?
「これまでに、世界で63億トンが廃棄されていると言われています。それは例えると、ゾウ7.6億頭分ということで、非常にたくさんのプラスチックが廃棄されているんですけれども、実はそのうちの9%しかリサイクルされておらず、残りは焼却されたり、また大部分は海や土の中に残っている、ということが起きています」
●はぁ〜……。まず、ゾウ7.6億頭分の量のプラスチックが廃棄されていることが、驚きです……。
「そうですね。そして、そのうちの8割が海や陸の中に残っている、というような研究があります」
●私も結構、プラマークのある、リサイクルのできるプラスチック製品は、頑張ってリサイクルへと出しているつもりだったんですけど、実質的には全然、リサイクルされていないという現状なんでしょうか?
「そうですね、世界各国での統計にはなりますけれど、やはりリサイクルされているプラスチックというのは10%にも満たないということになっています。また、日本の中でも、プラスチックのリサイクルの割合というのは割と高いのですが、そのうちのほとんどが燃やされていたりして、素材から素材にリサイクルされているというのは、実は全体の20%ほどしかないんです」
●そうなんですね! てっきり、私が出したプラスチックのごみっていうのは、また何か新しいプラスチック製品に変わっているのかなと思っていたんですけど、そうではないんですか?
「再生利用のためにリサイクルされているプラスチックがあるんですけれども、そのうちの8割が焼却やガスなどエネルギー化されていて、それをリサイクルと定義されています。残りの2割も一応、素材にはなっているんですけれども、そのうちの6割以上が海外に輸出されているということで、実際にプラスチックからプラスチックへと、国内でリサイクルされているというのは、かなり限られた数になっています」
●なぜ、プラスチックからプラスチックへとリサイクルできないんですか?
「リサイクルの技術自体はあると思うんですけれども、様々な要因が考えられていて、ひとつは新しいプラスチックを石油から作る方が、コストが安かったりすることもあります」
●なるほど、コストを重視すると、リサイクルするよりも、新しく作っちゃおうということなんですね。
「はい。グリーンピースのイギリス・オフィスが、世界の大手飲料メーカーに対して行なったアンケートがあるんですけれど、そのうち、プラスチックからプラスチックへ生産されたリサイクルの割合というのは、10%を切っています。技術的にはプラスチックからプラスチックのペットボトルがリサイクルで、できるということにはなっているんですけれど、やはりそれは、ごく限られたところでしか使われていないということがあります」
※もし、このままいくと、2050年までに海中のプラスチックの重量が、魚の総重量を超えるというデータもあるそうなんです。本当に恐ろしい……。そんな、海にあるプラスチックごみ、一体どこから流れてくるのでしょうか?
「私、荒川の河口に先日、議員や専門家の人たちと一緒に視察しに行く機会があったんですけれども、河口にテトラポッドがあって、たくさんのプラスチックごみが打ち上げられていました。その中には、ペットボトルとかレジ袋とか、私たちにとって身近な、いろんなごみがたくさんありました。
専門家の方が言っていたことで印象的だったのが、川に打ち上がっていないペットボトルやレジ袋はすべて海に流出してしまう、ということでした。私たちの身近な生活で使われているプラスチック製品というのは、実は想像以上に海に流れ込んでいる、ということがあります」
●それって、凄い問題ですよね。
「そうですね。海にあるプラスチックの8割が、実は陸から流れ込んだと言われておりまして、私たちが何気なく使っている物が、海を汚しているというような現状になっています」
●世界の海には、どれくらいのプラスチックごみがあるんですか?
「今、世界中でプラスチックごみが海に漂っているんですけれども、例えば太平洋には、日本の国土の4倍に当たるプラスチックごみの塊があると言われていまして、“太平洋ゴミベルト”と言われています」
●4倍、ですか!
「私も想像できないんですけれど、非常にたくさんのプラスチックの塊が今、海に浮かんでいるということが起こっています」
●それってやっぱり、日本をはじめ、世界中からそこにプラスチックごみが集まっているということですよね。
「そうですね、海流の影響はあるかと思います」
●それって、永遠にそこにあり続けるというか、どこかに流れて行くことはないんですよね?
「プラスチックというのは、石油からできたものは基本的に、自然に還ることがなく、ほぼ永久的に地球上に残ってしまうので、どこかに溜まってしまうということは、やはり否めないかなと思います」
●じゃあ、今後増えていったら、さらに海がごみだらけになっちゃいますよね。
「そうですね。やはりこのままだと、海の中にたくさんのプラスチックが流出してしまうということで、非常に問題になっております」
●そうするとニュースとかでも、例えばウミガメがビニール袋を飲み込んじゃったということがありますが、海の生き物にもすごく影響がありますよね。
「はい。先日、鎌倉に打ち上がった赤ちゃんクジラがプラスチックを飲み込んでいたという、ショッキングな出来事がありました。クジラやイルカのおよそ半分が、実はプラスチックを飲み込んでいるという研究データがあります」
●半分ですか!?
「はい。また、ウミガメもおよそ半分がプラスチックを摂取していたり、実はウミドリに関しては9割が、プラスチックを含むごみを摂取しているというような、非常にショッキングなデータがあります」
●ということはもう、ほぼほぼプラスチックごみを飲み込んでしまっているということなんですね。
「今回のクジラの赤ちゃんの件でも、私は“やはりプラスチックを飲み込んでいたんだな”と思いました。赤ちゃんなので母乳しか飲まないんですけれども、そうした赤ちゃんが普通に泳いでいるだけで、プラスチックを飲み込んでいるということを、(そのクジラを)解剖した研究者が言っていました」
●じゃあ、それだけ海にはプラスチックごみが溢れているということなんですね。
「そうですね。プラスチックの生産自体ももちろん、毎年増え続けていまして、このまま生産し続けると非常に多くのプラスチックが将来、海に流出してしまうということになるので、それが今、世界中で懸念されています」
※サーファーの方はきっと、波乗りをしている時に海のゴミを目にする機会が多いんじゃないでしょうか。レジェンド・サーファーのケリー・スレーターは海にゴミが多いことを嘆いて、海洋ゴミを再利用して作るファッション・ブランドを立ち上げたそうです。こういった取り組みがどんどん増えていくといいですね!
そんな海洋ゴミですが、どんなものがあるのでしょうか。
アメリカの海洋自然保護団体「オーシャン・コンサヴァンシー」の2016年のデータによると、世界の海岸清掃で拾い集められたごみで、一番多いのが「タバコの吸い殻」、2番目が「ペットボトル」、3番目が「ペットボトルのキャップ」、4番目が「キャンディの包み紙など」、5番目が「レジ袋」。
6番目以下を順にいうと、「テイクアウトの飲み物などに使われるプラスチックのフタ」「ストロー」「ガラスのボトル」「プラスチック製の袋」、そして「テイクアウト用の容器」となっています。海洋ゴミのほとんどが、プラスチック製品なんです。
(詳細は、オーシャン・コンサヴァンシーのHP内にあるリポート(PDF)の13ページをご覧ください)
この他にも、オーシャン・コンサヴァンシーには、英語ですが、たくさんのデータが載っていますので、ぜひご覧ください。
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「オーシャン・コンサヴァンシー」のHP: https://oceanconservancy.org
ところで、最近ニュースなどでよく耳にする「マイクロプラスチック」ですが、これは一体どんなもので、そしてどんな問題があるのでしょうか?
「マイクロプラスチックというのは、5ミリ以下の小さいプラスチック片のことを言うんですけれど、マイクロプラスチックには実は2種類あります。ひとつは、もともと小さいサイズで作られたマイクロプラスチックです。例えば、洗剤や歯磨き粉の中にツブツブを見たことがあるかもしれませんが、それは、昔はプラスチックで、研磨剤として使われていました。こちらに関しては、グリーンピースを含む様々なところで問題を提起されていまして、今では日本でもたくさんの化粧品メーカーや日用品のメーカーさんたちは、マイクロプラスチックは自主規制するという動きにはなっています。
もうひとつは、大きな製品が小さいマイクロプラスチックになってしまうというものです。例えばレジ袋やペットボトルといったものが、細かく砕かれてしまうということがあります。ベランダに干してある洗濯物に使われている洗濯バサミが、1年ぐらい経つとパリパリになってしまうんですけど、実は紫外線によってプラスチックがパリパリになって砕けてしまうということなんですね。それが他の製品にももちろん適用されまして、加えて波とか風とか、そういったものでバラバラになって、大きな製品が小さなマイクロプラスチックになってしまう、ということが起こっています」
●確かに(洗濯バサミが)パリパリになって手についたりして、“あれっ、プラスチックがこんなに……”なんて思うんですが、あれが海の中に同じようにあるということなんですね。
「はい。先日に行った荒川でも、たくさんのマイクロプラスチックがありました。私も非常にびっくりしたんですけれど、そうした大きな、日常的なプラスチックがマイクロプラスチックになっているんだということを、まじまじと感じました」
●マイクロプラスチックだと、大きなプラスチックごみを食べないような海の生き物も食べちゃうんじゃないかと思うんですけれど、どうなんでしょうか?
「そうですね、海の魚とかもプラスチックを取り込んでいるんですけれども、例えば東京湾でカタクチイワシを採取した研究者の報告によると、東京湾のイワシの8割からマイクロプラスチックが検出されている、という発表がありました。なのでマイクロプラスチックは、実は私たちの身近なところでもかなり広がっているということが、よくわかるかと思います」
●じゃあ、私たちが食べている魚の中にマイクロプラスチックがあるとすれば、私たちも気づかない間にプラスチックを食べちゃっている、ということですか?
「そうですね。魚とか貝とか、プラスチックが取り込まれていますね。魚などは、取り込まれたプラスチックは内臓にあるので、それを取り除けば、だいたいは取り除けるんですけれども、知らないうちに(私たちがプラスチックごと食べてしまっている)ということは十分にありえるかなと思います」
●そうすると、海の生き物が可哀想、だけじゃなくて、実際に私たちの生活にもかなり、大きな影響を与えつつあるということでしょうか?
「そうですね、それが今、一番心配されていることだと思いますね。実は海の生き物に対する被害というのはいろいろとわかってきたんですけれど、それが人体に対してどういった影響を与えているのかというのは、まだまだわからないことが多いんです。これからの研究の課題となっていますので、非常にダークなところがたくさんあるかと思います」
●日本の周辺がマイクロプラスチックのホットスポットだというのは、本当なんですか?
「はい。環境省が行なった調査によると、日本の近海のマイクロプラスチックの量というのは、世界の平均の27倍もあるということで、非常に高いと言われています」
●そうすると、私たち日本人はより一層、マイクロプラスチックに対してシビアに考えていかなければダメですね。
「それに加えて、日本はひとり当たりのプラスチックの使用量が世界で2位なんですね。なので、たくさんプラスチックを使っている経済大国として、この問題をどう考えていくのか、深刻に捉えないといけないと思います」
●何か、日本が国全体として対策などはとっているんですか?
「今年2018年の6月に、G7による会議があったんですけれども、そこで“海洋プラスチック憲章”というものが提案されました。しかし、これに日本とアメリカだけが署名しなかったんですね。それが国内・国外のメディアでたくさん報じられて、今のプラスチックをめぐるムーブメントも、そこを契機に起きていると考えられます」
●そうなんですか!? だって先ほど、日本はプラスチックに関して考えていかなきゃいけない状況だってわかったのに、なぜその憲章にサインをしなかったんでしょうね?
「政府によると、産業界との調整が間に合わなかったということを述べているんですけれど、先日やっと環境省が“これからの方針にG7の海洋プラスチック憲章の内容を反映していく”というコメントはしているようです」
※みなさんは、コンタクトレンズを使っていますか? 実は、アメリカではおよそ5人にひとりが、使用済みのコンタクトレンズを流しやトイレに捨ててしまっている、というニュースがありました。細かく砕けてしまうプラスチック製のコンタクトレンズは、マイクロプラスチックを増やしている可能性が高いということなので、私たちも注意しないといけませんね。
しかし一方で、最近、アメリカのコーヒーチェーン大手のスターバックスは、プラスチック製の使い捨てストローの使用を、2020年までに世界中の店舗で全廃すると発表し、日本でも大きな話題になりました。実はこの発表には、ある背景があったんです。
「実はスターバックスの従業員が、カメがプラスチックのストローで傷ついているという動画を見て心を痛めて、経営陣に対してプラスチックのストローをやめるようにという署名活動を行なったということがありました。その署名には14万人以上の方々が賛同し、それを通じてスターバックスは、まずはイギリスから試験的に減らしていき、それから世界規模で減らしていくということを発表しました。なので、そうした声が伝わったということも考えられます」
●ひとりの社員が立ち上がったことで、企業全体を動かしたんですね。
「カメの鼻にストローが詰まって、それをペンチで取り除くという痛々しい動画が世界で拡散されまして、それを見て心を痛めたのかなと思います」
●そういうふうに、他の企業でも立ち上がる社員の方がたくさん出てくるといいですね!
「そうですね。やはりこれからは、プラスチックをどのように削減していくかということが、非常に注目されると思いますし、実際に世界各国でレジ袋やストローなど、身近なプラスチック製品が規制され始めているんですね。なので、私たちの身近なプラスチック製品というのは、実は使えなくなってしまうということは、多分これから、そう遠くないうちに起こると思います」
●実際に私たちができることもたくさんあると思うんですけれども、グリーンピース・ジャパンでは「プラスチック・フリー・ガイド」というのを作って協力を呼びかけているということで、これがどんな活動なのか教えてください。
「プラスチックを減らしていきたいと思う人たちが、身近なカフェとかレストランとかで減らすためにはどうすればいいのか。もしくは地方の議員たちと、プラスチックについて話し合ったりお願いしたりするにはどうしたらいいのか。そんなプラスチックを減らしたいけど、どうすればいいのかわからない、という人たちのためのガイドとして使っていただければなと思い、作りました。現在、そのガイドはグリーンピース・ジャパンのホームページからダウンロードできるようになっています」
●リスナーのみなさんには、詳しくはそのガイドを見ていただきたいんですが、プラスチック・フリーの暮らしを目指すためのヒントがあれば、いくつか教えていただきたいです。マイボトルは、以前からよく言われていますが、例えばプラスチック・ストローを使わないようにするには、どうすればいいんでしょうか?
「ストローも、なくてもそこまで困るものではないと思うんですけれど、実はマイストローというのも最近は流行ってきているので、それを使ったり。あとはステンレス製のストローとか、クリエイティブなアイデアだと、ネギやパスタを使ったストローというのも世界で広まってきまして、そうしたさまざまなアイデアを使いながら、プラスチックを減らしていくというのは、きっと楽しいことになるかなと思います」
●いいですね! 使っちゃダメっていうよりも、楽しみながらできたら、より積極的になれそうですよね。
「そうですね。減らしていくっていうことも大事ですけど、それを苦痛じゃなくて、楽しみながらやっていくというのが、やはり環境を守るためにも、これから持続可能な生活を進めていくためにも重要かなと思います」
※最後に、このプラスチックごみの問題が、ひとりひとりの取り組みで解決できるのか、石原さんの思いをうかがいました。
「そうですね、先ほどのスターバックスの例でも、従業員ひとりの声で経営陣が、世界中の店舗でプラスチック・ストローを全廃するという大きな方針を発表しましたので、ひとりひとりの声というのはきっと届くと思います」
●私も明日からプラスチック・フリーを……ゼロにはできないと思うんですけれども、意識して生活してみようと思います。
「そうですね、グリーンピースでも、“Trashless—使い捨てプラスチックで海がいっぱいになる前に”というキャンペーンを行なっているんですけれど、プラスチックを必ずしも全部削減することは難しいとは思いますので、できるところから減らしていけばと思います。3R、つまりリデュース、リユース、リサイクルがあるんですが、その中でリサイクルばかりが強調されています。しかし、リデュースとリユース、つまり減らして、繰り返し使っていくことも、これからはちゃんと見ていかないといけない、というふうに思います」
●考えてみれば、昔の日本人は結構、リデュースやリユースをしていたわけですよね。
「そうですね。やはり、生活が便利になってしまった分、ごみがたくさん増えて、知らないところで海をたくさん汚していたということが最近わかってきて、話自体は実はすごくシンプルなんですけど、これからどうやって減らしていくかというのは、非常に難しくなってしまったということなんです」
リユース(再利用)、リサイクル(再生)、中でもリデュース(無駄な物を買わない、ゴミを減らす)が大切だと改めて感じました。例えば雨の日お店で配られる傘を入れるビニール袋。自分で傘袋を持ち歩いたり、タオルなどで傘を拭く事で、使う数を減らせそうですよね。何気なく使っているプラスチック、あなたも「これって減らせるよね」を見つけてみてはいかがでしょう。
グリーンピース・ジャパンでは「プラスチック・フリー・ガイド」を作って、多くの方に協力を呼びかけています。プラスチックごみ汚染の何が問題なのか、解決するためには何をすればいいのかなど、とてもわかりやすい内容になっています。ぜひご利用ください。
詳しくはグリーンピース・ジャパンのオフィシャル・サイトをご覧ください。