今週のベイエフエム/NEC presents ザ・フリントストーンは、先日、東京国際フォーラムで開催された「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2018」の取材リポートをお届けします。
今回のイベントのテーマは「Digital inclusion〜デジタルのチカラで、ひとりひとりが輝く社会」ということで、生体認証や映像解析を含むAI、IoT関連の先端技術を活用した様々な展示、そして講演やセミナーが2日間にわたって開催されました。
今回は、いま話題になっている小惑星探査機「はやぶさ2」や、人気テレビドラマ「下町ロケット」の物語のヒントにもなっている人工衛星「みちびき」ほか、SNSを活用した防災災害対策、さらに来年2019年の春、成田空港でも実証実験が始まる顔認証システムなどをご紹介します。
※まずは「宙(そら)への挑戦〜NECの宇宙ソリューション」。このコーナーでは今年2018年の11月に運用が始まったばかりの人工衛星「みちびき」や、小惑星「リュウグウ」の写真で話題の小惑星探査機「はやぶさ2」などの展示がありました。
それでは、まずは人工衛星「みちびき」について。お話をうかがったのは、NEC宇宙システム事業部の神藤秀俊(じんどう・ひでとし)さんです。
神藤さん「他の国の衛星は、地球をグルっと一周回っているんですね。全球を回っているんですけど、準天頂衛星は地域をサポートするということで、主に日本とアジアとオセアニアをカバーしています」
●私たちに、より身近な衛星というふうに考えてよろしいですか?
神藤さん「そうですね。日本の上空を8時間カバーしますので、3機いると3×8=24ということで、入れ替わり立ち替わり、24時間カバーできるものになっています」
●なるほど。その中で「みちびき」はどんな役割をしているんでしょうか?
神藤さん「これは測位衛星(そくいえいせい)と言われているもので、衛星からの電波を受けて、正確な位置や時間がわかります。測位衛星は非常に高価な原子時計を積んでおりまして、もの凄く正確に時間がわかります。それから、今回の“みちびき”だけですけど、センチメートル級で位置がわかるというのが、一番のウリですね」
●センチメートル級で位置がわかると、私たちの暮らしにどんなふうに役立つんでしょうか?
神藤さん「そうですね、身近なところで一番近いのは、いま『下町ロケット』で非常に着目されている、農機の世界ですね」
●農機! いま、“宇宙から大地へ!!”ってやっていますけど、あれですね!
神藤さん「そうです! 今まではやっぱり人手不足だとか高齢化によって、お父さんしかトラクターは運転できなかったところが、お母さんやアルバイトでもすぐに運転できるようになるっていうのが、非常に期待されている領域になります」
●確かに、あのドラマでも人手不足で“畑を手放さなきゃ……”とか、問題になっていましたけど、実際に「みちびき」を使うことで、人手不足が解消できるんですね!
神藤さん「すでに国内の各農機メーカーさんが、この“みちびき”対応の農機を、これから発売に向けて準備中ですので、非常にこれから楽しみな、まずは第一歩というところですね」
※「みちびき」は農業だけでなく、例えばゴルフのグリーンまでの距離や角度、高さなどをその場で測定したり、ドローンを使った荷物の配送などにも活用できるということでした。
さらに、災害時における避難所の情報を「みちびき」経由で収集する「衛星安否確認サービス」でも注目されています。ちなみに、このサービスは世界初だそうです!
続いて、小惑星「リュウグウ」への着陸を、来年2019年の1月以降に行なう予定の探査機「はやぶさ2」について、NEC宇宙事業広報の小笠原雅弘(おがさわら・まさひろ)さんにうかがいました。
●今、足元にはちょっとグレーがかった、ボコボコした写真がありますけど、これは実際に撮った写真なんですか?
小笠原さん「はやぶさ2が今年2018年の10月15日に、高さ50メートルぐらいから撮った写真を、ここに置いてあります。だから私たちは今、リュウグウの上に立っているわけです!」
●(笑)。なんか凄く不思議な気持ちですけど、私たちの足元にあるこれが、リュウグウの表面ということですね。
小笠原さん「そうです。はやぶさ2の影も写っています。はやぶさ2はだいたい、6メートルの大きさがありますから、この辺の(写真に写っている)石は5メートルぐらいの大きさなんですね」
●はやぶさ2と同じくらいの大きさなんですね。
小笠原さん「同じくらいの大きな石がゴロゴロしているんです。それがリュウグウの表面なんですね」
●そして上を見上げますと……。
小笠原さん「これが実物大のはやぶさ2の模型です! 今は高さ3.5メートルのところに置いてあります。端から端までだいたい6メートル、太陽電池が大きく開いていますね。本体は1.5メートルぐらいの大きさです」
●こうやってみると、かなり大きいですね!
小笠原さん「まあ、そばで見れば大きいですね。でも、人工衛星としては小さいほうなんです」
●なるほど。色は金ピカですけど、実際にこういう色をしているんですか?
小笠原さん「はい。太陽の光から人工衛星を守るための、毛布のようなブランケットを巻いているので、こんな色をしているんですね」
●そうなんですね。実際に、このはやぶさ2がリュウグウに到達した時には凄く話題にもなりましたけど、このはやぶさ2のミッションというのは、リュウグウのサンプルを持ち帰ってくることなんですよね。
小笠原さん「そうなんです! サンプルを持ち帰ってくるんですが、当初、10月ぐらいに着陸する予定だったんですが、見てわかる通り、石がゴロゴロしていて、しかも平らな土地がリュウグウにはないんですよね。それで今、一生懸命、何回も何回もリュウグウのそばまで行こうとしているんですね。さっき50メートルって言いましたが、前回は13メートルまで降りて、細かいところを調べたんです。それで、どこに降りようかということで、今ちょうど、この(足元にある)写真の、この辺りが目標になっているんですね」
●今、私が立っている付近でしょうか?
小笠原さん「はい。それで、10月25日にひとつ、あるパーツを落としました。それが……これです! 10センチの玉なんですが……持ってみていいですよ」
●ソフトボールの玉のような大きさですね。
小笠原さん「これはターゲットマーカーと言います。これを、足元の写真でいう……この位置です。今、ちょうどこの位置にターゲットマーカーがあります。これに導かれて(はやぶさ2が)降りてくるわけです」
●先にこの目印を落として、そこをめがけて降りてくるんですね。今、ターゲットマーカーがある場所も、ボコボコしているように見えるんですけれど……。
小笠原さん「全体から見れば、比較的平らなところということで、ここが選ばれた着陸点ですね。実際にはやぶさ2が降りていくのは、来年2019年の1月〜2月ぐらいですかね」
●あと、ニュースにもなりましたけど、はやぶさ2から送られてきたリュウグウの画像がすっごく綺麗でした! そこにも、NECの技術が活かされているんですか?
小笠原さん「そうですね。この(私たちの足元にある)画像を撮っているカメラなども、当社で開発したカメラですね。あとは、はやぶさ2が降りていくように誘導するための誘導システムや、あるいは今、お見せしたターゲットマーカーなども当社でやっています。もっと言えば、こちらには4つの銀色に光った部分がありますよね。あれは地球からリュウグウまで飛んで行った時に使ったイオンエンジンなんですけども、このエンジンも当社で手がけています」
●いろいろな技術が詰め込まれているんですね!
小笠原さん「はい、それがはやぶさ2です」
*現在、はやぶさ2が調査をしている「リュウグウ」は、太陽系の小惑星。「太陽系の化石」とも言われているんです。直径約900メートルで「そろばんの珠」のような形をしています。そしてポイントとなるのが、リュウグウは水や有機物を含んでいるかもしれない、ということ。つまり、はやぶさ2がリュウグウからサンプルを持ち帰ることで、地球、そして生命の誕生と進化の歴史が紐解かれるかもしれないんです! はやぶさ2は2020年の終わりくらいに地球に戻ってくる予定となっています。楽しみですね。
※続いてご紹介するのは、SNSを活用した防災災害対策です。説明してくださったのは、NECスマートインフラ事業部の鈴木慶太(すずき・けいた)さんです。
鈴木さん「こちらでは災害時に、実際に住民の方が呟いているSNSの情報をAIの技術で分析することによって、自治体の職員様が災害対応時の意思決定の判断に役立てていただいたりだとか、そういった目的でのシステムを紹介しています。こちらのシステムは今、総務省さんの研究委託事業の中で取り組みをさせていただいているシステムです。その事業の中でも、アビームコンサルティングさんが代表研究機関となって、研究開発の取りまとめを行なっています。そして、我々NECもそのシステムの開発の一部であったり、実証実験の支援などといった形で一緒に取り組みをさせていただいている、そういう状況です」
●確かに、災害が起きた時にSNSって私も活用させてもらったことがあるんですけど、いろんな情報が氾濫しているというか、「正しいのかなぁ、これ?」っていう、ちょっと疑っちゃうような情報もあったんですけども、そのあたりはどうされているんですか?
鈴木さん「2つアプローチがあって、ひとつは、同じSNSの中でも例えば、“有楽町で地震が起こっている”“有楽町で地震は起こっていない”という2つのつぶやきがあった時って、少なくともどちらかが間違っていることを言っているはずなんですね。実際、どっちが正しいかは、職員さんであったり人間が判断する必要があるんですが、少なくとも“矛盾している情報があるよ!”っていうのは、この内部の解析の仕組みの中で“ちょっとこれは注意が必要な情報です”というかたちで表示をしています。
もうひとつは、やはりSNSだけでは限界があると思っていて、例えば土砂災害のツイートがいろいろなところであった時に、自治体さんの持っている、例えば土砂災害のハザードマップと、我々の持っているツイートのデータを、システム連携をして重ね合わせることで、“実際に土砂災害が起こりそうな場所で呟かれている土砂災害のツイートのほうが、より信憑性が高いだろう、嘘の確率が低いだろう”という、そういったアプローチもあると思っています」
●なるほど。じゃあこれだけではなくて、他の情報も取り入れて完璧なデータにしていくんですね。
鈴木さん「そうですね。今、私たちの事業の中で連携の仕組みを試験的に実装させていただいているので、ご申請いただければどなたでも試験的に使えるような状態まで整っております」
●迅速性というのも求められると思うんですけども、そういったスピードについてはどうなんでしょうか?
鈴木さん「実際にツイートが呟かれてから、こちらの解析が行なわれるまで、ほぼタイムラグがないと考えていただいていいと思っていて、タイムラグがあっても1〜2分程度です。なので、リアルタイムの情報が把握できると思っていただいていいです」
●では、実際に災害が起きた時に、このデータはどのように活用されるんでしょうか?
鈴木さん「例えばこのシステムで、検索対象とする場所であったり機関だったり、災害の種類を指定して検索することができます。例えば北海道の地震の場合、実際に3時7分に地震が起こってから4時まで、つまり1時間弱の間、地震が起こっていたんですね。それで、こちらの画面に表示されている地図で検索すると、“北海道全域で停電に関するような情報が、ここまでツイッターで呟かれていますよ”という状況の把握ができます。
これまでは、実際に災害が起こって1時間で、まず現地の状況はどうなっているんだという第一報、一番最初の状況確認を自治体さんも求められる中で、とはいえ自治体さんもやっぱり今まで公的な情報、職員さんの報告であったりとかに、どうしても一部は頼らざるを得なかった。ところが、実際に住民の方がリアルでツイートしている情報は、住民の方がセンサーとなって現地の状況を報告してくださっているので、特に災害が発生した直後の、超急性期の状況把握にこのシステムが有効であると、そういうふうに私たちは考えています」
※続いては「あの頃はCHOCOLATE」。これは人工知能AIが、時代のムードをチョコレートの味わいで再現、ということなんですが、一体どういうことなんでしょうか? NECサービスプラットフォーム事業部の伊豆倉(いずくら)さやかさんにお話をうかがいました。
伊豆倉さん「“一口型のタイムマシーン”ということで、AIが新聞記事を読み込みまして、その年のムードをチョコレートで再現するという取り組みになります」
●ええ!? その年の“ムード”ですか?
伊豆倉さん「そうですね。具体的には、こちらに挙げているような5つの時代ですね。月面着陸をした年ですとか、オイルショックの時代、あとはバブルの絶頂と崩壊、あと昨年度ですね、イノベーションの夜明けという5つの年代をチョコレートの味で再現しています」
●1969年、1974年、1987年、1991年、そして2017年ですね。これはどれくらいの量のデータを解析されたんですか?
伊豆倉さん「新聞記事としては、1960年代から約60年分の一面記事を解析しておりまして、単語の数にしますと、14万語程度の数の単語の味をAIが推定しています」
●もともとの単語と味の連携っていうのは、人間が考えたものをAIに覚えさせているということですか?
伊豆倉さん「そうですね。具体的には、新聞に含まれる頻出単語600語程度には、事前に人が感じる“印象”を味付けしておきます。その味付けした学習データを元に、大量の単語に対してAIが味をつけるという処理を行なわせています」
●よければ、ちょっと味見をしてみたいなと思うんですけれど、大丈夫ですか?
伊豆倉さん「どうぞ、どうぞ! こちらに5年分、ご用意しているんですが……」
●じゃあ、ちょうど私が6歳だった時の“1987 魅惑のバブル絶頂味”をいただきたいと思います(笑)。その頃の思い出が蘇ってくるかもしれません! 87年の味のチョコレートをいただきます! ……うん、結構ほろ苦い感じで、あ、でも後から甘みも出てきますね!
伊豆倉さん「そうですね、この年は株価もどんどん上昇したり、土地もどんどん高騰している好景気の時代になっていまして、そういった時代の華やかさを、甘みとフローラル感で表現したというチョコになります」
●今後、どんどんこういったAIの活用っていうのは進んでいくんですか?
伊豆倉さん「そうですね、AIと人の協調ということをNECでは非常に重視しておりまして、今回AIが膨大な単語を分析した結果のチャートを用いて、ダンデライオンのショコラ職人さんに作っていただいたような取り組みを、今後もいろいろな人との協調という形ですすめていければなと思っております」
*人工知能AIが時代の味を再現したチョコレートを食べてみたい方! 現在、ダンデライオン・チョコレートのウェブサイトで予約を受け付け中ですよ!
※最後にご紹介するのは、「FAST TRAVEL/ONE ID」。これは顔認証を活用したシステムで、空港やホテルなど、旅行中のいろいろなサービスに使える技術として注目されています。
今回、私、長澤が実際に体験してきました! ガイドしてくださったのはNEC交通・物流ソリューション事業部の太田知秀(おおた・ともひで)さんです。
太田さん「今、空港っていうのは凄く混雑していると思うんですけれども、これを顔認証機能を使って、顔パスでスムーズに行けるような、そんなソリューションをご紹介しています」
●現在では、携帯などでも顔認証がかなり多くなってきましたけれども、実際に空港でもそういった技術が活用されているということなんですね。
太田さん「はい。今まで搭乗券やパスポートをかざして、それぞれチェックポイントでそれらを見せなきゃいけなかったというものが全部、不要になってくる、そういう世界を我々はつくりたいと思っています」
●そうなると、かなり素早くできそうですよね!
太田さん「かなり時間が短縮されて、さらに空港の職員さんも楽になって、スムーズに今の空港のスペースで処理できると期待しております」
●具体的には、事前に顔を登録してから通るような感じになるんですか?
太田さん「はい。今回のデモの中では、まず日本に入国されるお客様が、その時点で顔を登録するところから始まって、実際に出国するところまで、これが一連の顔のデータベースで動く想定で、デモをやらせていただいております」
●一番最初に顔を登録して、その後は文字通り“顔パス”で行けるわけですね! じゃあ、さっそく体験させてください!
太田さん「はい!」
※実際に体験できる場所まで移動して・・・
太田さん「今、日本に入国する時に、物品持ち込みを黄色い申告シートに書いていると思うんですけども、これがスマホアプリになって、全部スマホで登録してもらいます」
●今回の体験では、このスマートフォンとパスポートを使うんですね。
「はい。“はしもと”様というお名前のお客様になったつもりでやってみてください」
●はい、それで、スキャンするところにパスポートを置くんですね。そして、スマートフォンのQRコードをかざすと……あ、いま液晶画面に“申告内容の確認”というメッセージが出てきましたね。確認ボタンを押して……。
太田さん「これでもう、手続きは完了です!」
●えっ、もう終わりですか!?
太田さん「はい、いま何も画面が出てきませんでしたけれども、顔の登録も同時に終わっております」
●そうなんですか!? 気がつかない間に終わっていたんですね! これは早いですね!!
太田さん「社員の中でアンケートをとったところ、女性の皆さんから“顔を撮影されるのはとっても抵抗感がある”という意見が多数寄せられたので、このように自然に顔が撮影されるという仕組みを、我々のほうで考えました」
●なるほど! 本当に気がつかない間に登録されていました(笑)。
太田さん「では、さっそくこれで、日本に入国するためのゲートをくぐっていただければと思います。どうぞ!」
●人もいないですし、ただゲートがあるだけですが……。
※誰もいないゲートを通ってみます。
●……あ、もう今、ゲートを通れちゃいました!
太田さん「普通は荷物を持っていたりするじゃないですか。ああいう物から手を離さず、何も見せずにこうやって通ることができますので、非常に簡単に、スムーズに進むことができると思います」
●じゃあ、もうこのパスポートも出さなくていいんですか?
太田さん「出さなくていいんです! 続いて、この顔情報が街中でも使えるようになったら、ということで、我々のほうでイメージしてつくったものが、ホテルのデモンストレーションです。例えば、ホテルに外国人の方がやって来ました。でも、言葉がなかなか通じなくて大変ですよね。しかし、このデモンストレーションでは……」
ホテルの受付係「いらっしゃいませ、NECホテルへようこそ! 顔認証でチェックインを行ないますので、(受付前にある)カメラをご覧いただけますでしょうか」
●はい。じゃあカメラを見ます!
ホテルの受付係「……はしもとNEC様でよろしいでしょうか」
●あ、そうです、先ほど“はしもと”の名前で私、登録しました。
ホテルの受付係「ご予約内容は間違いないですか」
●(カメラが付いている液晶画面を見ながら)はい、間違いないです。
ホテルの受付係「ありがとうございます。こちらでチェックインが完了いたしました。ごゆっくりお過ごしください」
●あ、もう終わりですか?
太田さん「終わりです」
●凄いですね、本当に言葉が通じなくてもスムーズにできますね!
太田さん「さらに、いよいよ日本を立ち去らなければいけない時になりました。その時に、今までですと空港に行ってチェックインのために並ばなければいけなかったのが、例えばホテルでチェックインできたら、ということで考えたのが、このデモのイメージです。この航空券をかざしてもらうと……」
●あっ!
太田さん「これでロサンゼルス行きの、成田空港のゲート60番からの出発ですよ、ということでチェックインがもう、完了してしまいました」
●オフ・エアポート・チェックインがここでできるんですね!
太田さん「荷物なども、もしかしたら将来、ホテルに預けてしまって手ぶらで空港に行くことができるようになるかもしれません」
●どんどん便利になっていくんですね。これは具体的に今後、どこかの空港で運用されたりするんですか?
太田さん「アメリカのデルタ航空さんでは、こういった仕組みの搭乗システムというのが、もう稼動を始めています。入国については、来年2019年の4月ぐらいに成田空港の税関さんで稼動する予定となっていますので、ぜひとも皆さん、ご利用していただければと思います」
●bayfmリスナーさんお馴染みの成田空港でも、このシステムを使うことができるんですね! いやぁ〜、本当に便利ですね!
*顔認証を使ったこのシステムは、来年2019年の4月以降に、成田空港の第3ターミナルで電子申告ゲートを使った実証実験を行なう予定です。
農業に旅行に私たちの暮らしの身近な所にも、どんどんデジタルの技術が活かされていくんですね。近い将来どんな未来が待っているのか楽しみです。
全体の展示リポートについては、NECのホームページに写真入りで解説が載っています。ぜひご覧ください。