2016年7月9日放送
このコーナーは、国内外で話題になっている自然環境系のニュースや出来事にフォーカス! 主に専門家や当事者の方に電話をつないで、お話をうかがっていきます。
今回は千葉県習志野市にある谷津干潟自然観察センターのチーフレンジャー・星野七奈さんに、巣だったばかりのヒナたちのお話をうかがいます。
※写真協力:谷津干潟自然観察センター
●星野さん! よろしくお願いします!
「よろしくお願いします」
●早速ですが、この時期の谷津干潟自然観察センターではヒナたちがたくさん見られるそうですが、どんな鳥のヒナを観察することができるんですか?
「谷津干潟自然観察センターは、海辺の干潟の部分と、淡水の池の部分がありまして、そこで子育てをしているカルガモの親子やカイツブリなどが見られます」
●今巣立ちの時期なので観察しやすいということがあるかと思いますが、どんな様子が見られますか?
「実はセンターのすぐ近くまでカルガモの親子たちがやってくるんですが、水辺の鳥は生まれたらすぐにエサを探す種類もいるんですね。特にカルガモのヒナは親鳥の後にくっ付いて、水辺の虫をついばむ様子が目の前で見ることができます」
●どなたでも簡単に観察できるんですか?
「ときどき草の中に隠れてしまったりしますが、静かに待っていれば、すぐ近くまで来てくれることもあります」
●カルガモの親子以外に、どんな親子の様子が見られますか?
「淡水池では、バンという黒い体でクチバシが黒と赤と黄色の鳥が親子で見ることができます。バンはつがいで子育てをするんですね。ヒナも自分で食べ物を探したりするんですが、親鳥がトンボやカニなどを捕まえたらヒナに与える様子も見られます」
●私も以前、そちらにうかがったことがありますが、観察用のスコープが建物の中に設置されているので、暑い日や雨の日でも快適に観察できるのがいいですよね!
「館内で双眼鏡の貸し出しも行なっていますし、望遠鏡も設置しているので、暑くなっているこの時期、手ぶらで来ていただいても、どなたでも楽しむことができます」
●レンジャーの方に指導していただくこともできるんですか?
「案内するレンジャーやボランティアがいますので、気軽に声をかけていただければ、いつでもご案内いたします」
●今しか見られないヒナを見にいきたいと思います。今日はありがとうございました!